【進撃の巨人】ネタバレ88話最新「進撃の巨人」<あらすじ感想と考察>89話画バレ

進撃の巨人88話のネタバレ

【進撃の巨人】ネタバレ最新88話
タイトル「進撃の巨人」

別冊少年マガジン2017年1月号(2016年12月9日発売)掲載のあらすじ感想と考察です。
単行本派の方はネタバレ回避してくださいね(ง ˘ω˘ )ว


【進撃の巨人】ネタバレ最新88話<感想と考察>を追記

別冊少年マガジン2017年1月号ふろく
進撃の巨人21巻カバー
別冊少年マガジン2017年1月号には『進撃の巨人21巻』特製クリア着せ替えカバー」のふろく付き!
(※電子書籍は付録が付きません)


「別冊少年マガジン2017年1月号」情報局

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【進撃の巨人】ネタバレ最新88話「進撃の巨人」<あらすじ>

クルーガー巨人

前回までのあらすじ

地下室に隠された「グリシャの手記」によって明かされる、壁の外の世界とグリシャの半生-
エルディア復権派メンバーは「マーレの戦士」となった息子ジークに密告され「楽園」送りとなります
マーレ当局員によって一斉に注射され巨人化していく復権派メンバーたち
ダイナ・フリッツもまた巨人化、その姿は「その日」のカルラを捕食した巨人だった-
グリシャの記憶と重なり目覚めるエレン
残す復権派メンバーはグリシャ一人となり、処刑されようとしていたその時、クルーガーがマーレ内通者「フクロウ」であると明かし巨人化します-

進撃の巨人ネタバレ88話の冒頭
© 諫山創/講談社

-当局の兵士が弾を撃ち尽くす頃
巨人となったフクロウは蒸気船を粉々に砕き 海へとバラ撒いた
程なくして当局の兵士は皆 果実の搾りかすのようになり海に投げ入れられた-

巨人化したクローガーにマーレ当局員の一人が握り潰される描写

クルーガー巨人を見つめるグリシャ

-「海」とは何かを説明しなければならない
「海」とは地表の七割を占める広大な塩水である-

”形あるものはいつか消え 形ないものだけが続いていく”

クルーガー巨人の描写

我々を搬送したマーレ治安当局の蒸気船・兵士の持ち物
彼らがこの島に存在したすべての痕跡は 海に飲み込まれ消滅した-

空を飛ぶ海鳥を見上げるグリシャ
巨人体から離脱したクルーガーはグリシャの元へコツコツと歩いていきます

グリシャとクルーガー

蒸気を発し鼻血を流すクルーガー
ズズズ・・と鼻血を抜き グリシャを拘束する手縄をナイフで切り裂きます

唖然と立ち尽くすグリシャ

クルーガー「…何か 聞きたいことは無いのか?」

グリシャ「…わからない 何から聞けば…いいのか」
クルーガー「悪いが そんなに時間は残されてない」

グリシャ「…フクロウ あんたは何者だ?」

エレン・クルーガー

クルーガー
「俺はエレン・クルーガー」

「今見せた通り『九つの巨人』の一つをこの身に宿している つまりはお前と同じ『ユミルの民』だ」

グリシャ
「マーレ人に成りすまし当局に潜入したのか…?すると…血液検査はどうした!?」

クルーガー
「医者に協力者が一人いれば済む話だ
その医者も診療録を偽造し マーレ人に成りすましたユミルの民だ」

クルーガー
「医者は諜報員に向いている
それなりの教養と立場があり『巨人化学』の応用に必要な知識がある」

「実際お前はよくやってくれた」

「若くして復権派を統率し ダイナ・フリッツとの間に子宝を儲けた」
「そのジークをマーレの戦士に仕立てる目論見も 俺の後ろ盾を考慮すれば十分現実的な計画だった」

「結果こそは…グライスが嘆いた通りだったがな」

ダメな男

グリシャ
「その通りだ… 俺は…ダメな父親で ダメな夫で…ダメな男だった…
なのになぜ… 俺だけが人の姿のまま ここに つっ立っているんだ…」

グリシャ
「ダイナは…王家の血を引く ユミルの民は特別だ 巨人の力の真価を引き出す
そんなのマーレの歴史教科書で習ったエルディア人の子供でも知ってる史実だぞ?」

「お前がそれを揉み消したりしなければ…ダイナは少なくとも
ここで我を失う化け物にされずに済んだはずだ…」

ザッ・・・クルーガーに歩み寄るグリシャ

クルーガー「…その通りだ」

クルーガーに詰め寄るグリシャ

グリシャ
「答えろフクロウ!!なぜ俺だけ生かした!?」

ガッ・・指のない手でクルーガーの襟首を掴むグリシャ
ジュワ・・と手から血が滲み出します

クルーガー「よせ 指が痛むだろう」

グリシャ
「…… お気遣いに感謝するよ…人の指をちょん切るのは気にならないらしいがな……」

表情を一変させるクルーガー

グリシャ
「なぁ?…あの巨人でもっと早く暴れてくれれば みんなも巨人にされずに済んだんじゃないのか?なぁ!? あんたは何がしたかったんだ!?俺達エルディア復権派は何のためにここで巨人にされたんだ!?」

グリシャに詰め寄られたクルーガーは足を震わせその場にガクンと崩れ落ちます

グリシャ
「!?」
「…どうした!?あんた… さっきから急に顔色が…」

クルーガー
「同胞…だけじゃない…何千人ものユミルの民の…指を切り落とした 何千人もここで…巨人にしてきた 女も子供もだ」

「すべては…エルディアのためだったと信じてる…」

グリシャ「とくかく…診せてくれ」
クルーガー「いい…これはわかっている」

グリシャ「…」

グリシャに託す

クルーガー
「時間が無い…」
「グリシャ…お前に最後の任務を託す 他の誰かではなくお前にだ」

座り込む二人

クルーガー
「あの日…初めてお前と会った日…俺が呼び止めてなければ お前は妹を助けられたかもしれない」

グリシャ
「…」
「……俺も殺されてた可能性の方が高かったと思うが…」

クルーガー
「そう思ってくれるのは助かるが…いずれにしろあんなことが無ければ お前はここまで マーレに強い憎しみを抱くことは無かっただろう」

グリシャ「… それが…俺を選んだ理由か?」
クルーガー「それもある」

グリシャの憎悪

クルーガー
「敵国 父親 自分 お前の目に映る憎悪は この世を焼き尽くさんとするばかりだった」
「かつては俺もそうだった」

「大陸に留まった王家の残党は革命軍となり 父はその一員だった
しかし革命軍は何も成し遂げることなく 皆その家族と共に生きたまま焼かれた」

クルーガー一家が焼かれる

-マーレ当局員が眺める中 生きたまま焼かれるクルーガー一家の描写

クルーガー
「幼かった俺はその様子を戸棚の隙間から見ていることしかできなかった ただただ恐ろしくてな」
「家が焼け崩れる頃に父の仲間に救われ……それ以来 マーレへの復讐とエルディアの復権を誓った」

「だが俺が実際にやったことは救うべき同胞の指をつめ…時には皮を剥ぎ ここから蹴落とし巨人に変えることだ」
「それに徹した結果 今日まで正体を暴かれることはなかった」

クルーガー
「…俺は未だ あの時のまま 戸棚の隙間から世界を見ているだけなのかもしれない…」

グリシャ
「教えてくれフクロウ…俺に残された任務とは何だ?」

『始祖の巨人』を奪還

クルーガー
「これから壁内に潜入し『始祖の巨人』を奪還しろ」

クルーガー
「俺から巨人を継承し その力を使ってな」

グリシャ「… 何だって?じゃあ…あんたは」
クルーガー「巨人化したお前に食われる」

クルーガー
「巨人の力無しに壁まで辿り着くことはできない 同じようにして『始祖の巨人』の持ち主から力を奪え」

グリシャ「なぜあんたがやらない?」

クルーガー
「お前達に渡した情報は俺の知りうる全てではない 復権派の戦意高揚を促す目的があったからだ」

十三年で死ぬ

「『九つの巨人の力』を継承した者は 十三年で死ぬ」
「俺が継承したのも十三年前になる」

「もしお前達がそのことを知っていたら
ジークやダイナに始祖を継承させる計画を躊躇したはずだ」

-場面は懲罰房のエレンとアルミンへ-

エレンたちの描写

エレン
「フクロウはそれを『ユミルの呪い』と言っていた」

ベッドの上に座るエレン
アルミンはエレンの言葉を書き記しています

エレン
「十三年は始祖ユミルが力に目覚めてから死ぬまでの年月に相当する時間だと 始祖ユミルを超える力は持てない その時が近付けば体が衰え…器はその役割を全うする」

アルミン
「これも…おじさんの手記と記憶が一致したんだね」

エレン「あぁ」

アルミン
「レイス家の継承期間がこの十三年を目安にしてたことからも…間違いないみたいだね」

アルミン
「僕はあと十三年…」
「エレンは…」

エレン「残り八年…も無いな」

嘆くミカサ

ミカサ「違う これは…何かの間違い…間違ってる…」

エレン
「『九つの巨人』を宿す者が力を継承することなく死んだ場合…巨人の力はそれ以降に誕生するユミルの民の赤子に突如として継承される」

「それはどれほど距離が離れていようと関係なく 血縁の近親者に関わるものでもない」
「あたかも『ユミルの民』とは 皆一様に見えない『何か』で繋がっていると考えざるをえない」

「ある継承者は『道』を見たと言った 目に見えない道だ」

エレン
「巨人を形成する血や骨はその道を通り送られてくる 時には記憶や誰かの意思も同じようにして道を通ってくる」

「そしてその道はすべて一つの座標で交わる」

エレンとクルーガーがシンクロする

「つまりそれが…『始祖の巨人』だ」

-エレンとグリシャの記憶のクルーガーが同調する描写-

クルーガー
「すべての巨人…すべてのユミルの民はその座標へと繋がっている 空間を超越した『道』でな これはマーレ政府巨人化学研究学会最新の見解によるものだ」



グリシャ
「…つまり『魔法』はあると言いたいのか?
さしずめ始祖ユミルの正体は魔女か?一体何なんだ?」

歴史文献

「マーレ政権下では『悪魔の使い』 エルディア帝国の時代では『神がもたらした奇跡』」
「あんたが俺達に送った歴史書物も戦意高揚のエサか? 一体何が真実で本当の歴史なんだ?」

クルーガー
「… 始祖ユミルは 『有機生物の起源』と接触した少女… そう唱える者もいる」

グリシャ「…は?」

クルーガー
「この世に真実など無い それが現実だ 誰だって神でも悪魔にでもなれる 誰かがそれを真実だと言えばな」

「1700年かけて民族浄化した?マーレ人は毛の一本すらこの地上に残ってないはずだ」
「始祖ユミルが巨人の力でもたらしたものは富だけだと?そいつは俺の知る人間って奴とは えらくかけ離れている」

グリシャ
「ダイナは王家の血を引く者だと言ったのも あんただ それもあんたの『真実』か?」

「…だから見捨てた」

クルーガー
「…残念なことに ダイナが王家の血を引くのは『事実』だ 彼女は革命軍が唯一奪われなかったものだろう」

グリシャ「ではなぜ!?」

クルーガー
「王家の血を引く者だからだ」

「敵の手に渡すべきではなかった ジークはマーレにすべてを話すだろう それが子供のたわ言ではないと 奴らが気付くのは時間の問題だがな」

グリシャ「…それでも…」

クルーガー
「それでも?」
「死ぬまで敵国のために子を産まされ続ける生涯の方が良かっただろうか……?実際…人を食う化け物に変えられるのとどっちがマシか」

「彼女に聞いたわけじゃなかったが…あの最期を見る限り 間違ってなかった………と思う」

「……とはいえ他の同胞達を救えなかったのも すべては俺の力が足りなかったからだ ここから生きて壁まで辿り着けるのは一人 巨人の力を宿した者ただ一人だけだ」

クルーガー
「俺は務めを果たした お前もそうしろ」

グリシャ
「正直に言って…俺に務まるとは思えない あんたが創ったエルディア復権派は 俺が壊滅させたばかりじゃないか」

クルーガー「お前がやるんだ」

自由の代償

グロス曹長の亡骸

グリシャ
「あれを見ろよ」
「妹を犬に食わして喜んでいた奴が 生きたまま巨人に食われて死んだ」

巨人に食われ無残な姿となり果てたグロス曹長の亡骸の描写-

グリシャ
「俺にとってはこれ以上ない復讐が果たされた あんたは俺に聞いた『これが面白いか?』って」

グリシャ
「面白くなかったよ」
「奴の断末魔は聞くに堪えないおぞましさだった」

「あんたが あんたの部下を握り潰したのだって同じ感想だ 俺は ただ……恐ろしかった」

「…俺は…」
「何もわかっていなかった…仲間を失うことも 妻と息子を失うことも 指を切り落とされる痛みも」

自由の代償

「これが自由の代償だとわかっていたなら 払わなかった」

「悪いが…とんだ見込み違いだ すまない…俺はもう何も憎んでいない…」

クルーガー
「お前の父親は…賢い男だった」
「娘を殺されても ろくに捜査もしない当局相手にヘコヘコしてたあの父親だ」

グリシャを諭す父

クルーガー
「どうしたらこれ以上家族を失わずに済むか考えたんだ お前が道を誤らないように必死だった」

「しかし息子は何も学ばなかったばかりか 自分の妻と息子を地獄に道連れにした」

叱責され瞼を閉じるグリシャ


グリシャ「…何が言いたい?」

スッ・・立ち上がるクルーガー

クルーガー
「立て」「戦え」
「言っただろグリシャ・イェーガー 時間が無い 俺にはまだお前達に伝えなかった情報がある」

グリシャ「先にそれを言うのが筋だ」

クルーガー
「誓いを立てるのが先だ エルディアに自由と尊厳を取り戻すために命を賭して再び戦うと」
「誓うなら 立て」

グリシャ「俺は…もう………」

写真を差し出す

クルーガーは一枚の写真を眺めグリシャに差し出します

クルーガー
「見ろ お前の家から持ってきた物だ」

グリシャ
「…!!……見れない」

涙ぐむグリシャ

クルーガー
「見れない 立てない 戦えない タマもない…か?マーレに去勢されたか?」

グリシャ
「俺に憎しみを思い出させようとしても無駄だ 俺に残されたのは…罪…だけだ」

クルーガー
「それで十分だ」
「お前を選んだ一番の理由はお前がマーレを人一倍憎んでいるからじゃない」

グリシャを推す理由

クルーガー
「お前があの日 壁の外に出たからだ」

「あの日お前が妹を連れて壁の外に出ていなければ お前は父親の診療所を継ぎ ダイナとは出会えずジークも産まれない」

「大人になった妹は今頃結婚し 子供を産んでいたかもしれない」

「だがお前は壁の外に出た」

「俺達は自由を求め その代償は同胞が支払った そのツケを払う方法は一つしか無い」

「俺はここで初めて同胞を蹴落とした日から お前は妹を連れて壁の外に出た日から その行いが報われる日まで進み続けるんだ」

「死んでも 死んだ後も」

グリシャの物語
物語は続く

「これは お前が始めた物語だろ」


立ち上がるグリシャ

-次の瞬間 写真を手にグリシャが立ち上がる-
夕日を背に 決意を込めた面持ちでクルーガーを見据えるグリシャ

クルーガー
「『九つの巨人』にはそれぞれ名前がある これからお前へと継承される巨人にもだ」
「その巨人はいついかなる時代においても 自由を求めて進み続けた」

進撃の巨人

「自由のために戦った」

「名は 進撃の巨人」

”止めてはならぬ物語”



▼▼次号89話へ続く!!▼▼

諫山先生へ一問一答
Q 進撃の巨人の世界では、なんで太陽が西から昇っているのですか?
A「僕らが住んでいる世界とは鏡合わせみたいなイメージで作っています」

【進撃の巨人】ネタバレ最新88話「進撃の巨人」<感想と考察>

現在公開可能な情報と注目ポイント

  • エレン・クルーガー
  • 九つの巨人と始祖ユミルの呪い
  • 有機生物の起源と接触した少女
  • 座標の力
  • 進撃の巨人

88話は前回に引き続き「グリシャの手記」の回想録となっていますが、88話のタイトルが本作品のタイトルと同じ「進撃の巨人」となっており、クルーガーの正体や「九つの巨人」「座標」の謎、そして『進撃の巨人』の由来が紐解かれタイトル回収と、素晴らしい内容でしたね!

今回も個人的に気になったポイントを考察も交えて綴っていきたいと思います。

エレン・クルーガー

エレン・クルーガー

「俺はエレン・クルーガー」

88話ではクルーガーのファーストネームが、主人公と同じ「エレン」ということが明らかとなりました!

さらにクルーガーは王家の血筋であり、両親は革命軍の一員で家族全てマーレ兵に殺害されたことが語られています。
そんな生い立ちもあることから、グリシャを後継者として選んでいたようです。

▼▼▼
エレンの決意
『進撃の巨人』1巻1話「二千年後の君へ」より

「ここで誰も続く人がいなかったら 今までに死んだ人達の命が無駄になる」

そしてグリシャがカルラとの子に「エレン」と名付けたのは、後にクルーガーの巨人を継承し意思を継いでほしいという願いも込められていたように思われます。

ジークに過度の教育を施した経験から自省し、エルディアの歴史は地下室に秘匿していたようですが、エレン自らの意思で自由の象徴である調査兵団へ志願した時の何気ない言葉が、巨人を継承させるきっかけとなったのかも知れませんね。

とは言え、結果”父の始めた物語”を子に背負わせていることになりますので、ジークの「俺達はあの父親の被害者…いつかお前を救い出してやる」と告げたことにも繋がるように思えます。

九つの巨人と始祖ユミルの呪い
九つの巨人と始祖ユミルの呪い
十三年で死ぬ

  • 「九つの巨人」の力を継承した者は13年の寿命となる
  • 13年は「始祖ユミル」が力に目覚めてから死ぬまでの年月で「ユミルの呪い」と言われている
  • 始祖ユミルは「有機生物の起源=大地の悪魔」と接触した少女
  • 王家の血筋の者は「巨人の力」の真価を引き出せる
  • 「九つの巨人」を宿す者が力を継承せず死んだ場合は、距離や血縁の近親者の関わりは関係なくそれ以降に産まれるユミルの民の赤子に突如として継承される

「九つの巨人」について、「『九つの巨人の力』を継承した者は十三年で死ぬ」という衝撃の事実が明らかとなりました!

「先の短い殺人鬼」といったライナーの台詞や、レイス家の継承などから、これまで知性巨人はその能力が故短命なのでは?と別記事『巨人の寿命の謎』でも考察していましたが、13年の縛りがあるとは…短命すぎますね。

13年は「始祖ユミル」が力に目覚めてから死ぬまでの年月で、「始祖ユミル」を超える力は持てないとされていることから例外はないものと考えられます。

エレンは845年にグリシャより継承し余命8年、アルミンは現在850年にベルトルトから継承し13年。

ライナーやベルトルト、アニはマーレの戦士となり、己の余命があと数年であることを存知し壁内へ攻撃してきたことを考えると、ベルトルトの「誰か見つけてくれ」という悲痛な叫びに胸が痛みます…。

グリシャは15年生きている?

グリシャとキースの出会い

そして「巨人を継承後は13年の寿命」との設定から疑問に思うのが、グリシャが「進撃の巨人」を継承してから~エレンに継承(845年前後)するまでの期間が15年になってしまう点です。(※計算違いでしたらすみません)

「年表(時系列)」を見返してみたのですが、グリシャとキースが壁外で出会ったのが「20年前(キースの発言より)」であれば、850年(現在の年号)-20年(年前)=830年にグリシャは壁に辿り着いたことになり、クルーガーがグリシャに継承してから15年ほど経過していることになりますので、13年の寿命とは矛盾しているように思えます。

巨人化している間は延命する設定があり、クルーガーから→グリシャへ継承し、巨人化して壁に向かう年数が2年程?…などと空白を思考してみましたが、ユミルの寿命は一定して越えられないルールがありますので、キースの台詞には”大体20年くらい~”といった多少の誤差があるのかも知れませんね。

「有機生物の起源」と接触した少女

歴史文献

『始祖ユミル』については、マーレでは「悪魔の使い」エルディア帝国時代では「神がもたらした奇跡」ある者は「『有機生物の起源』と接触した少女」とも唱えられていますが、マーレ化学研究施設でも、そのしくみについては解明されていないようです。

「有機生物=巨人」の起源については、今回「魔法」と「化学」(非現実/現実)という二つのワードが登場しています。
そもそも人間から巨人へ変貌する姿、そしてうなじを削ぎ巨体が消滅するなど、現実には説明し難い設定ですが、”卓越した技術は魔法と区別がつかない”といったこともあり得ます。

真実はない

「魔法」はあるのかと問うグリシャに対して、「真実など無い。自分が信じたものが真実だ」と告げるクルーガー。

これは情報過多な現実社会にも言えることですね。

『進撃の巨人』の物語はその巧妙に創り込まれた設定から、読者としては現実社会と同様に捉えてしまいますが、「あくまで漫画であり現実の世界とは違う多少ファンタジックな設定である」と作者も示している通り、全てを現実の世界と同一に整合性を求めるのではなく、『進撃の巨人』という物語の”現実世界の中”で真実を考察していくことが重要なのかも知れません。

座標の力

座標の力発動
『進撃の巨人』12巻50話「叫び」より

そしてこれまでの最大の謎の一つである「座標」の力の謎が明らかとなりました!

「座標」とは「すべてのユミルの民(エルディア人)が繋がる『道』が交わる地点=始祖の巨人」であると語られています。

「座標」の力については、別記事『獣の巨人はなぜ座標を奪うのか』でも考察していますが、無知性巨人(無垢の巨人)を操る叫びの力や記憶の改竄する能力から、人類及び巨人の意識に干渉する能力と捉えてきましたが、始祖の巨人と同じ力であることが判明しましたね!

さらに、すべての巨人やユミルの民は空間を超えた目には見えない「道」で繋がっており、巨人を形成する血や骨、時には記憶や意思も通ってくるとのことです。

以前ハンジが「エレンが巨人になった時 何もなかった所から巨人の体が現れた」と発言していましたが、今回の定義から『巨人能力者は自傷行為で「道」を開き、巨人を形成する肉体を送り出していた』ということになりますね。

▼▼▼
夢と記憶

そして「すべてのエルディア人が繋がる「道」から誰かの記憶や意思も通ってくる」「九つの巨人の寿命は13年である」という設定から、『進撃の巨人』1話の冒頭の「いってらっしゃいエレン」という夢は誰かの記憶をみていた可能性もあり、「二千年後の君へ」というタイトルと13ページのノンブル表記の謎も大きく関係しているように思えます。

145代目フリッツ王とこれまでの継承者の寿命13年に壁内年数107年を足すと1992年となり、さらにエレンの残りの寿命8年足すと2000年になるのですが、「2000年後の君へ」は始祖ユミルからエレンへ向けたメッセージなのかも知れませんね。

進撃の巨人

進撃の巨人

「これはお前が始めた物語だろ」
「自由のために戦った」「名は 進撃の巨人」

そして今回、本作品のタイトルである『進撃の巨人』がサブタイトルとなり、最後にクルーガーの宿す巨人の名前が「進撃の巨人」であることが明かされました!

『進撃の巨人』とはエレンが継承した「九つの巨人」の一つの名前であり、エレン自身のことだった…ということになります。

”進撃の巨人はいついかなる時代においても 自由を求めて進み続けた”巨人であり、73話にてエレンが「オレは自由を取り返すためなら力が湧いてくるんだ 」と言っていたのも納得できますね。

▼▼▼
九つの巨人には名前がある

そして「九つの巨人」にはそれぞれ名前があるとのことで、88話では自由を求め戦う「進撃の巨人」が確定しています。

獣の巨人や鎧の巨人、女型の巨人など、これまで読者に馴染み深い名称が変更されることはないかと思うのですが、同日発売されたコミックス『進撃の巨人』21巻では、無知性巨人は「無垢の巨人」と改名されています。
それぞれの巨人の由来も気になりますね。

「九つの巨人」
■エルディアが所持する「二つの巨人」継承者

  1. ユミル・フリッツ→「始祖の巨人」継承者~145代フリッツ王~
    →ウーリ・レイス→フリーダ・レイス→グリシャ・イェーガー→エレンへ
  2. <もう1人>?ダイナ・フリッツ?
    進撃の巨人→クルーガー→グリシャ・イェーガー→エレンへ

  3. ■マーレが所持する「七つの巨人」継承者

  4. 獣の巨人→ジーク戦士長
  5. 鎧の巨人→ライナー・ブラウン
  6. 超大型巨人→ベルトルト・フーバー→アルミン・アルレルト
  7. 女型の巨人→アニ・レオンハート
  8. マルセル(ベリック/ユミルに捕食され死亡)→ユミル
  9. 四足歩行巨人→?
  10. <もう1人>→?

「進撃の巨人」88話のまとめ

エレン・クルーガー
エレン・クルーガー

  • クルーガー(フクロウ)のファーストネームは「エレン・クルーガー」
  • ユミルの民であり「九つの巨人」の1つ『進撃の巨人』を宿している
  • クルーガーの父は王家の残党、革命軍の一員で家族全てマーレ兵に殺害された

歴史文献
九つの巨人とユミルの呪い

  • 「九つの巨人」の力を継承した者は13年の寿命となる
  • 13年は「始祖ユミル」が力に目覚めてから死ぬまでの年月で「ユミルの呪い」と言われている
  • 始祖ユミルは「有機生物の起源=大地の悪魔」と接触した少女
  • 王家の血筋の者は「巨人の力」の真価を引き出せる
  • 「九つの巨人」を宿す者が力を継承せず死んだ場合は、距離や血縁の近親者の関わりは関係なく それ以降に産まれるユミルの民の赤子に突如として継承される

座標の力発動
座標の力

  • すべての巨人やユミルの民は空間を超えた、目には見えない「道」で繋がっており、「道」はすべて一つの座標=『始祖の巨人』で交わっている
  • マーレ政府には巨人化学研究学会という軍事施設がある

進撃の巨人
進撃の巨人

  • 「九つの巨人」には名前がありクルーガー巨人の名は『進撃の巨人』である
  • 『進撃の巨人』はいついかなる時代においても 自由を求めて進み続けた自由の為に戦った

今回読み進めていて、この静かな流れから~タイトル回収という神展開に胸が震えました…!

これが最終回でも良いくらいこれまで読み進めてきて良かった…!と思った瞬間でしたが、むしろこれまでが序盤であり、これからが本当の物語の始まりなのかも知れませんね。

これらの事実を知り得たエレンたちはどのような「道」を選択するのか?

今後の展開が楽しみです!

追記:「Attack on Titan」について
サブタイトルの「Attack on Titan」は「進撃の巨人」デザイナー担当の下山隆氏が考案したもので、直訳すると”巨人に攻撃”となり文法的に違和感を感じる方も多いかも知れませんが、言葉の響きで名付けたとのことで海外版も修正されなかったと、2016年7月に開催された「ふぉんとのはなし」にて語られています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
今回、体調不良のため感想の更新が遅れたことで、お見舞いのコメントやメッセージを頂き、大変励みになりました。
こちらからで申し訳ありませんが、お礼申し上げます(ง ˘ω˘ )ว
【進撃の巨人】第1巻から最新刊までのネタバレ記事と考察記事はこちら
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31コメント【進撃の巨人】ネタバレ88話最新「進撃の巨人」<あらすじ感想と考察>89話画バレ

  1. 進撃の兵士 より:

    まさかの進撃の巨人タイトル回収
    震えた!!

    0

  2. 進撃の兵士 より:

    13年のリミットを知ったエレンとアルミンの悟ったような表情が何とも悲しい・・・

    0

  3. 進撃の兵士 より:

    進撃の巨人
    この一言で全身が総毛だった。
    途中で切らずにここまで読んできて良かった

    0

  4. 進撃の兵士 より:

    88話は神回だね
    クルーガーやばい最後までカッコよすぎ

    0

  5. 進撃の兵士 より:

    おじさん二人の会話で終わったけど、何と言うか映画みてるみたいにグっときたわ 最後の進撃の巨人凄いな

    0

  6. 進撃の兵士 より:

    グリシャが「進撃の巨人」の力を継承したのは830年頃だよね(キースが20年前にグリシャと会ったと言ってたから)。
    そして、それがエレンに継承されたのは845年。15年たってるんだが、ユミルの呪いはどうしたんだ?

    0

    • 進撃の兵士 より:

      自分も疑問に思って年表見返してみたけど、やっぱり13年
      キースの言葉通りだと2年オーバーする。
      この辺は曖昧なのか・・・

      0

    • 進撃の兵士 より:

      まあ正確には18年前だとしても、そんな昔の話だったら(大体)20年前って言っちゃうよね。

      0

  7. 進撃の兵士 より:

    管理人さんお大事に〜〜

    0

  8. 進撃の兵士 より:

    管理人さん乙です
    13で思ったんだけど、巨人が継承されなかったら赤子に継承されて道を通って記憶や意思が通ってくるなら、1話のエレンの場面に繋がってるってことはないかな? そしたら2000年後の君へにもつながるし。でも15年縛りがあるのか。

    0

  9. 進撃の兵士 より:

    進撃の巨人の英訳のAttack on Titanだけど、自由を求めて戦うのが進撃の巨人なのに違和感を感じるのは自分だけ?

    0

  10. 進撃の兵士 より:

    気にするほどでもないかもだけど、一問一答コーナーの右側に「西から昇る朝日を受けて~」ってあるけど、「東に沈む夕日」の間違いだよな

    0

  11. 進撃の兵士 より:

    10
    自分も同じこと思った
    鋭い指摘だが、帰りもウォールマリアを夜間に移動して→明け方トロスト区へ帰還したのでは?

    0

  12. 進撃の兵士 より:

    11
    明け方に帰還したなら、太陽は西(一問一答の右にある絵では左)側に描かれるはずだとおもうよ

    0

  13. 普通の兵士 より:

    横槍ですみません、帰還する直前にピクシス司令が「もう夜が明ける頃か」と言ってるので、明け方かと思います(#^^#)
    お恥ずかしながら西から太陽が昇っているのは気づきませんでした。凄い設定ですね。

    0

  14. 進撃の兵士 より:

    いつも見させていただいてます。
    コメントするこははじめてですが
    九つの巨人の残り一つが
    産まれた時にエレンに
    突如現れたのなら
    小さい頃のエレンの夢が
    納得がいくのですが
    やっぱりないですかね?

    0

    • 二千年後の俺 より:

      赤ちゃんガチャでエレンが0歳から継承してユミルの13年縛りが有効なら、グリシャのお注射で無知性巨人にはならないし、13歳で死んでることになる。
      ただエレンの夢のシーンは、 グリシャの記憶を見た時と同じように狙って描いてるから、エレンは誰かの記憶を見ていたと推測できる。

      0

  15. 進撃の兵士 より:

    13
    ホントだ。
    すると日が「日が西から昇る」という設定とあの絵は矛盾してるのか・・・
    まあ、やっぱ気にしないほうがいいのかなw

    0

  16. 進撃の兵士 より:

    15
    細かいとこが気になっちゃうのは考察脳の性よ。仕方ないw

    0

  17. 進撃の兵士 より:

    ありきたりな言葉だが神回としか言いようがない
    「名は」「進撃の巨人」で総毛だったわ
    演出の素晴らしさもそうだけど、諌山先生は言葉の使い方がとても美しいと思う
    決め台詞がきちんと決まってるんだよね

    0

  18. 進撃の兵士 より:

    短いけど密度の濃いの88話だったと思いました

    色々と謎な点はまだあるけど一部自分の疑問点について、

    ①無知性(無垢の)巨人はなぜ人間のみ狙うのか?
     ハンジさんが、無知性巨人が誰に取って「都合の良い」あるいは「目的を達成するための道具」とするものなのか?と考察してたが、始祖の巨人が人間を攻撃するために考えだしたから?
    ②九つの巨人(人間が操る知性巨人)に対しては、
     なぜ人間同様に攻撃対象(捕食対象?)として襲うのか?
     特殊能力(叫び?)で操られない限りは人間として認識しているのか?
    ③無知性巨人はずっと生き続けられるのか?
    (無知性巨人だったユミルはそのときに60年くらい彷徨っていたと言っているから13年以上は確定。壁の巨人達は?)
    ④エルディア人であれば始祖の巨人(あるいはその能力者)記憶操作が可能ならば、なぜエルディア人からフリッツ王?の思想に反する者が生まれ始めたのか?
    ⑤ロッド・レイスや巨人化学研究学会?はどうやって巨人化の液や特殊能力の液(エレンが飲んだ硬質化の液など)を製造しているのか?

    アッカーマン一族であるリヴァイやミカサは巨人にはなれないんですね。
    その変わり、記憶の改ざんがされることもないということか。。。

    0

  19. 進撃の兵士 より:

    18
    巨人がなぜ人間だけ狙うのかってのは原点だよな。
    実写でもあったけど、俺は単純にエルディア人が世界を支配するための人間兵器じゃないのかなって思う。
    始祖の巨人が人間を攻撃するためってのに重なるけどね。

    0

  20. 進撃の兵士 より:

    いろいろ核心が語られてきたけど、この後エレンたちがどうしていくのか全く分かんない。諌山先生は、結末はもう決まってると言ってたけど・・・
    何にせよ、今後が楽しみ♪

    0

  21. 進撃の兵士 より:

    進撃の巨人のタイトル回収やらこれまでの謎がどんどん明かされて一気に終結に向かっている感じだけど、まだまだ謎は多いな~。アニも水晶の中のままだし。
    壁の中の出来事は作品全体からすると一部なんだろうね。これからどうなっていくんだー!

    0

  22. 進撃の兵士 より:

    この作品にリアルタイムで出会えたことに感謝!(敬礼)

    0

  23. ザカリアス より:

    諌山さん、1話を書いてたときから、88話まで考えていたなんて、もはや天才としかいいきれませんなぁー(^▽^笑)

    0

  24. 進撃の兵士 より:

    始祖の力を持つ巨人だけは13年以上生きれられると思う。
    ロッド・レイスの弟が力を受け継いだ描写は若く書かれて、ロッドレイスの娘が力を継承するときの弟の描写が結構年いってるように書かれてる。王家の巨人だけが他の巨人と違って長生きできるのであればキースの言葉も分かるような気がする。

    0

  25. 超小型巨人 より:

    24
    もしそうなら、キースの「20年前」発言とも合点がいくけど、ウーリが老けて見えたのは、13年の期限が来たことによって実際に弱ってたからだと思う。やはり13年縛りに例外はないのでは?

    0

  26. 進撃の兵士 より:

    グリシャが初めて出会った壁内の人間が、調査兵団のキースなわけだよね。
    保身のために自分から壁の中に籠った連中だと認識していたわけだから、危険を承知で自由のために巨人がうろつく壁外に出る調査兵団を敬っているというキースへの言葉は本心だったのだろうな。

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