進撃の巨人ネタバレ112話

『進撃の巨人』第28巻 ネタバレ112話
タイトル「無知」

別冊少年マガジン1月号(2018年12月7日発売)掲載のあらすじ感想と考察です。
未読の方はネタバレ回避してください。

進撃の巨人27着せ替えカバーのイラスト
別マガ情報局
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112話の感想と考察まとめ
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『進撃の巨人』ネタバレ112話のあらすじ感想と考察

ガビを襲うカヤ

前回までのあらすじ

エレンを信奉する「イェーガー派」と兵政権による内戦の危機は、ピクシス司令の指揮によって事態は収拾されようとしていた

一方、義勇兵イェレナの言動に違和感を感じていたハンジは、ニコロが就労するレストランを訪れるが、その日はブラウス一家が招かれていたXデー

サシャを殺した張本人と、ニコロに逆上され刃を向けられるガビとファルコ
絶体絶命の危機にさらされた二人を赦したのはブラウス夫妻だった-

程なくして、ニコロの口から「ワインにはおそらくジークの脊髄液が入っている」と告げられますが…

ドン

ジャン
「どういうことだ…ワインにジークの脊髄液が入っているって…?」

ニコロを壁に叩きつけ 問い詰めるジャン

ニコロ
「確証は無い… ただ…このワインは第一回の調査船から大量に積まれていた 短期の調査船には不要な酒と量だった…」

「そして…俺がここで料理人としての立場が安定してきた頃になって このワインを兵団組織高官らに優先して振る舞うよう言われたんだ」

二人が話す背後では
ハンジとコニーがファルコの口元を洗浄しています

ハンジ「もう一度」


ジャン「誰からだ!?」

ニコロ
「…イェレナだ 俺の知る限りじゃアイツだけがそう働きかけてきた 他の義勇兵はわからないが…」

オニャンコポン
「ぼ 僕も何のことだか…!?…初耳です!!」
視線を向けるハンジに答えるオニャンコポン

コニー
「でも…おかしいだろ!!ジークの脊髄液を飲んだ時点でエルディア人は『硬直』するんだろ!?ラガゴ村じゃそうだったって…」

ハンジ
「ジークがそう言っただけだ 誰もその現場を見たわけじゃないから 私達には確かめようが無い」

「だけど…たった一言で済むその嘘の効果は 絶大だ」

「もしジークに脊髄液を盛られても『硬直』という前兆があるのなら その前兆が見られない限り 毒を盛られた発想すらしない」

ジャン
「いや…でも!?それはお前がそう思っただけなんだろ!?」

ニコロ
「あぁ…確証は無い でも…マーレ兵なら知っている ジークの脊髄液が今までどんな使われ方をしたのか…」

「10年ぐらい前 マーレは敵国の首都を一晩で落とした ある晩に何百もの巨人が街中に湧いて出たからだ 予め街中に何百もの脊髄液を服用したエルディア人を忍ばせておけば ジークがただ一声叫んだだけで 街は壊滅した…」

「そんなようなことでも企んでなきゃ 何であの怪しいワインを兵団のお偉方に飲ませなきゃいけないのか…俺にはわかんねぇけどな」

ジャン
「お前…さっき俺からあのワインを取り上げたのは…俺達を守るためか!?」

ニコロ
「…さぁ…何をやってたんだろうな俺は…悪魔の島を調査して…世界を救うつもりだったのに…こんなことバラしちまったら…長生きなんかできねぇだろうに…でも」

ブラウス氏に視線を向けるニコロ

「ブラウスさん…あなたみたいには まだ…俺は…なれないけど これがせめてもの償いになれば…子供を殺すなんて…どうかしてました…」

ブラウス氏
「ニコロ君…」
「ハンジさん ベンはどうなることやろか?」

ハンジ
「とにかく ニコロの話を前提に動きます」

「皆さん 上着を脱いで手を水で洗い流して下さい 決して手で顔や口に触れてはいけません」

「オニャンコポン ミカサ達に同じことを伝えてくれ」

オニャンコポン
「了解です ハンジさん」

部屋の外へ移動するオニャンコポン
廊下にいる人物を見て足を止めます

イェーガー派の急襲

 別室

一方、ミカサとアルミンに見張られテーブルに座っているガビ

ガビ
「何で…私を守ったの?」

ミカサ
「特に…理由があったわけじゃない」

ガビ
「…あんた達の大切な仲間を殺したのは私…看守を石で滅多うちにしたのも私…もう一人の男の子ファルコは違うから…ファルコは捕虜にしてほしい…殺すのは私だけでもいいでしょ?」

アルミン「殺さないよ」

ガビ
「私を…殺したくて仕方ないんでしょ?」

アルミン
「殺したくないよ…もう…殺す殺すって…君はそればっかりだね…誰かとそっくりだ…」

ガチャ
アルミンの背後から誰かが入室してきます

視線を向けたミカサとアルミンが驚愕したその人物は…

冷ややかなエレン
▲別人のような表情のエレン 出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

アルミン「エ…」

傷つけた掌を見せながら入室するエレンの姿


 別室

オニャンコポン「ハンジさん!!」

ファルコを入浴させ身体を洗浄しているハンジ達

ハンジ「どうした!?」

イェーガー一派に囲まれるハンジ達
出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

ハンジが扉の外を見やると、銃を構えた兵士たちが取り囲んでいます

ハンジ「な…!?フロック!?」

フロック
「ハンジ団長 あなたはジークの居場所を知っているはずだ そこまで道案内をしてもらいます」

ハンジ
「…いや我々は君達と争うつもりは無いって 兵団からの申し出は届いていないのかい?」

フロック
「その申し出は断りました 我々は兵団と交渉しません」

ハンジ
「…!!それは…何でかな?」

フロック
「エレンの判断です ピクシス司令は我々に島の命運を委ねるような賭けをしない」

「我々を道案内する道中で エレンから始祖を奪う算段を立てるのに 今頃大忙しでしょう」

ハンジ
「妄想が過ぎるよ それとも…駐屯兵団内にいるお仲間が そう告げ口してきたのかな?」

フロック
「聞けば何でも答えてくれるほど親切な部下に見えますか? あなたの部下ではないと示すべきでしょうか?そうなる前に大人しく ご同行願います」

チャカ・・

ジャン
『クソッ…何で俺達がここにいることが…』

ニコロ
「な…!!グリーズ!?まさかお前がこいつらを呼んだのか!?」

ニコロと共にレストランで働いていた給仕の男性が連絡係だった様子

グリーズ
「ニコロ…お前はエルディア人に入れ込みすぎた いつかこうなる日が来る気がしてな 彼らとの連絡手段を教えなくて正解だった」

ニコロ
「お前ら…イェレナの差し金か!?」

ハンジ
「聞くんだフロック!!私達は仲間同士で争い合っている場合じゃない!!ジークの脊髄液が混入したワインが兵団内で振る舞われた!!我々はジークの計画に踊らされているんだよ!!そこにいるグリーズには見当がついているはずだ!!」

グリーズ
「…あぁ…それこそ ニコロの妄想に過ぎない話です 何の証拠も無い」

ニコロ「お前…」

フロック
「もういいですか?後ろ手に縛りますが 一発撃たないと従う気になりませんか?」

カチャ・・
ハンジらに銃口を向けるフロック達

フロック
「あなた方一家も自由に帰すわけにはいかない 我々が拘束します」

ジャン
「クソッ フロック!!これは本当に敵の策略と考えて可能性の高い話なんだ!!」

フロック
「だとしても 馬鹿な憲兵共がより木偶の坊になるだけだろ?」

ハンジ
「は…!?憲兵団が飲まされたとは言ってないぞ!?…まさか!?あんた達ワインのこと…知ってたの…!?」

不気味な表情のフロック
▲フロックの表情がゾルタンそっくり…(ガンダムNT) 出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

無言のまま不気味な表情で”シー”と口に指を当てるフロック

フロック
「店内ではお静かにお願いいたします」

コンコン・・・
エレンの居る隣の部屋をノックするフロック

フロック「先に行くぞ」

エレン「ああ」


幼馴染の決別

室内には、エレン、ミカサ、アルミン、ガビがテーブルに両手を伏せた状態で着席しています

アルミン
「あの声はフロック?フロック達と来たの?」

エレン「あぁ…」
テーブルに置いたエレンの掌から血が流れています

蒼ざめた表情でエレンの掌を見るガビ

エレン
「お前らと話がしたくてな 静かに話したい…エルディアの問題を解決するのに争いは無用だ」

「ハンジさん達なら大丈夫 ここから移動してもらっただけだ」

アルミン
「…君と話しがしたかったのは僕らの方さ ただエレンの考えていることを知りたかった…」

「どうして単独でマーレ襲撃に至る選択をしたのか…本当に…ジークやイェレナに懐柔されてしまったのか…」

フロックらに連れていかれるハンジ達の描写

エレン「オレは自由だ」

アルミン「……え?」

エレン
「オレが何をしようと 何を選ぼうと それはオレの自由意志が選択したものだ」

ミカサ・アルミン「…」

アルミン
「鉄道開通式の夜にイェレナと密会したよね?それ以降もエレンの自由意志なの?」

エレン「そうだ」

ミカサ
「いいえ あなたは操られている」

ミカサの言葉に冷ややかな視線を向けるエレン

ミカサ
「あなたは敵国とはいえ そこに住む関係ない人や子供を巻き込むような人じゃない 誰よりも私達を思い大切にしてきたのがあなた…」

「だってそうでしょ?攫われた私を助けてくれたあなたは…マフラーを巻いてくれたのは…あなたが優しいからでしょ?」

立ち上がり訴えるミカサ

エレン
「手はテーブルの上に置けと言っただろ」

冷たく言い放つエレン

ペタス・・
(今月の擬音w)

言われた通り、ミカサがテーブルに両手をつけます

エレン
「オレはレベリオに潜伏しジークと話をした 兄弟水入らずでな… その時に色んなことを学んだ ジークはマーレが知る以上の知識を手にしている」

「アルミン お前は まだアニのところに通っているだろ?」

アルミン「…!!」

エレン
「それはお前の意識か?それともベルトルトの意識か?」

アルミン
「!!…なッ 何を…!?」

エレン
「人を形成する要因に記憶が大きく関わるのなら お前の一部はベルトルトになっちまったんだよ 敵国兵に恋心を抱く敵国兵の一部が お前の判断に少なからず影響を及ぼしている 「九つの巨人」を有するエルディアの参謀役にな」

「敵に肩入れする以前のお前は 今みてぇな甘っちょろい奴じゃなかった… 必ずオレ達を正解に導く決断力を持っていたのに …今じゃ二言目には『話し合おう』だ…結局クソの役にも立っちゃいねえ」

アルミンへのベルトルトの影響を指摘するエレン
▲ベルトルトの影響を指摘するエレン 出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

「アルミン… お前の脳はベルトルトにやられちまった 敵に操られているのはお前だろうが」

ミカサ
「エレン!あなたは何がしたいの?」

エレン
「無知ほど自由からかけ離れたもんはねぇって話さ」

「アッカーマン一族のことも そこで知った ミカサ…お前が強ぇ理由だよ」

ミカサ「…!?」

エレン
「結局のところ マーレの学者も未だに巨人のことは殆どわかっていねぇが エルディア帝国がその長い歴史の中で『ユミルの民』を弄くり回した結果 偶然できたのが 人の姿のまま 一部巨人の力を引き出せるアッカーマン一族だ」

「何でもアッカーマン一族はエルディアの王を守る意図で設計されたもんだから その名残で誰かを宿主とした途端 血に組み込まれた習性が発動するって仕組みだ」

ミカサ「…え?」

アッカーマンの習性
▲アッカーマンの習性の謎が明らかに…! 出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

エレン
「つまりお前がオレに執着する理由は アッカーマンの習性が作用しているからだ」

言葉を失い硬直するミカサ

エレン
「あの時お前は死に直面する極限状態の中あでオレの命令を聞いた 『戦え』と そういった諸々の条件が揃うことでアッカーマン一族の血に秘められた本能が目を覚ますらしい」

ミカサが覚醒した時の描写

エレン
「極限まで身体能力が高められるだけでなく 『道』を通じて過去のアッカーマン一族が積み重ねてきた戦闘経験までをも得ることができた あの時オレを偶然 護衛すべき宿主だと錯覚したことでな」

ミカサ「…違う」
信じられないと蒼ざめた表情で呟きます

エレン「違う?何がだ?」

ミカサ
「偶然…じゃない…」

ミカサにマフラーを巻いているエレンの描写

ミカサ
「あなただから…エレンだから…私は強くなれた それはあなただから…」

震えながら言葉を発するミカサ

エレン
「力に目覚めたアッカーマンは 突発性の頭痛を起こすことがよくあったらしい」

「本来の自分が 宿主の護衛を強いられることに抵抗を覚えることで生じるらしいが…心当たりは?」

ズキン
大きな頭痛が走るミカサ

ミカサ「…ない」

エレン
「…要するに本来のミカサ自身は 9歳を最後にしてあの山小屋に消えちまったんだよ アッカーマンの本能に忠実なお前を残してな」

ミカサ「…違う 私は…」

エレン
「本来の自分を失い ただ命令に従うために作れられた一族 つまりは奴隷だ」

アルミン「やめろエレン!!」

エレン
「オレがこの世で一番嫌いなものがわかるか?不自由な奴だよ もしくは家畜だ」

アルミン「エレン!!」

エレン
「そいつを見ただけでムカムカしてしょうがなかった その理由がやっとわかったよ 何の疑問も抱かず ただ命令に従うだけの奴隷が見るに堪えなかった」

「オレは…ガキの頃からずっと」

ミカサを嫌い宣言するエレン
出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

「ミカサ お前がずっと嫌いだった」

ミカサ「うう…」
堪らず涙を浮かべるミカサ

アルミン
「エレン!!よくもミカサを!!」
ガダッ・・ダンッ!
テーブルに乗り上げるアルミンを掴み、叩きつけるミカサ

アルミン「…ミカサ?」

ミカサ「…!?」
自身の行動に驚きの表情を浮かべます

エレン
「…お前はただそうやって アッカーマンの血が反応するままに生きてきた」

ミカサ「ち…違う…」
エレン「お前はただ それだけだ」

蒼ざめて涙を流すミカサを見やるアルミン

ゴトォォサァン・・・
(今月の擬音w)
エレンの顔面に拳を突き付け 殴り飛ばします

アルミン「うあああああ」

バタン!

兵士「イェーガーさん!!」
室内の騒動に駆け付ける兵士たち

エレン「何でもねぇ」

「なぁ…アルミン お前とは昔から喧嘩したこと無かったよな」

アルミン「クッ-」
近寄るエレンに拳を振り上げるアルミン

バキ・・・
アルミンの拳は空振りし エレンがアルミンを殴りつけます

エレン「何でかわかるか?」

ゴォ ドォ ド・・・
何度となくアルミンを殴りつけ ボディブローで叩き潰すエレン

エレン
「お前とオレとじゃケンカになんねぇからだよ」

ドサッ・・
アルミンが床に倒れこみます

ミカサ「…もう…やめて」

エレン
「最初に言った通り お前らがジークの居場所を教えるってんなら オレ達は争う必要はねぇ だから大人しく付いてこい」

「連れて行け」

兵士「はい」

エレン「サシャを殺したガキもだ」

ガビ「ッ…」

アルミン
「…それで?結局何が…言いたかったんだよ…?」

「ミカサを傷つけることが君が求めた自由か…?…どっちだよクソ野郎に屈した奴隷は…」

エレン「ッ…誰が…奴隷だ」
ギリッ

エレン「行くぞ」
アルミン「どこに?」

エレン
「始まりの地 シガンシナ区へ」


叫び

 場面は変わり、ジークが監禁されている巨大樹の森

リヴァイ
「…ザックレーが殺された?」

兵士
「はい…今 壁内は実質的にイェーガー派によって支配されています」

「すべてはジークがエレンやイェレナを介して実行した一連の混乱ではないかと考えられています」

ジークに聞かれないよう巨大樹の幹の上で話すリヴァイたち

リヴァイ「それで?」

兵士
「近くイェーガー派の要求通り エレンをジークの元まで案内する手はずとなっております」

リヴァイ
「ピクシスが?大人しく従うって?」

兵士
「お察しの通り あくまでも司令は堅実な構えです エレンをこの森へ案内する道中に打開策を巡らせております」

「とても残念ですが…エルディアをイェーガー派やジークの支配から守るためにはこれしかありません…」

リヴァイ
「…エレンを他の奴に食わせるつもりなんだろ?俺達の手で」

兵士「…そうです」

リヴァイ
『エレンの命を何度も救った…その度に 何人も仲間が死んだ…』

命を落としていった兵士たちを思い浮かべるリヴァイ

リヴァイ
『それが…人類が生き残る希望だと信じて…』

リヴァイの方を見るペトラ、エルヴィンたちの描写

『そう…信じた結果がこのザマだ… まるで…ひでぇ冗談だな 俺達が見てた希望ってのは…一体何だった…?』

『あの死闘の果てがこの茶番だと? ふざけるな 冗談じゃねぇぞ』

リヴァイ
「冗談じゃねぇ 巨人に食わせるべきクソ野郎は他にいる」

ジークに視線を向けるリヴァイ

リヴァイ
「あそこにいるクソ野郎だ」

本を読んでいるジークの描写

兵士「どういうことです?」

リヴァイ
「ジークの『獣』を他の奴に移す イェーガー派とかいうのを一人でも捕まえて巨人にしジークを食わせてやれ」

ヒストリアの描写
出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

「そしてヒストリアが覚悟した通りなら そいつを食ってもらう 数か月後の出産を待ってな」

兵士
「な…!?」
「その数か月の間に敵の総攻撃をくらえばエルディアはおしまいですよ!!無事に出産できるとも限りませんし…」

リヴァイ
「こちらから再びマーレに仕掛けて敵の攻撃を遅らせることもできる 無茶は承知だが ここが勝負所だ」

「これ以上 奴の思い通りにはさせねぇ」

「エレンが本当にジークに操られているのか知らんが ジークさえ失っちまえば連中はおしまいだ」

「ピクシスにそう伝える 行け」

兵士
「本気ですか兵長…」

リヴァイ
「奴の四肢でももいでおけば じいさんも腹括るだろ」



リヴァイたちの会話が聞こえているかの様子のジーク
鋭い眼差しを向けます

リヴァイ「読書は楽しいか?」
ジークに近寄るリヴァイ

ジーク
「面白いよ 7回も読んだ割には」

リヴァイ
「俺達の会話が気になって集中できなかっただろ?」

ジーク
「7回も読んだ本に熱中しろってか?ところでワインはもう残ってないのか?」

リヴァイ
「一月もここにいるんだぞ 一滴も残ってねぇよ」

ジーク
「まったく…ひでぇ拷問を考えるもんだ…」

リヴァイ「読書を続けろ」

ザッ・・・ジークの元を立ち去るリヴァイ

ジーク「了解だボス」

リヴァイ
『ピクシスの返答がどうであろうと 奴を切る』

『完全武装の兵士が30名 この森を上から囲んでいる 獣の巨人になろうと奴に逃げる術は無い』

『やはり髭面野郎は俺達の敵だった それが判明した時点で人質に手足をつけとく理由はねぇよな』

『……長かった』

リヴァイとエルヴィンの約束の日
出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

『エルヴィン…あの日の誓いをようやく果たせそうだ』

エルヴィンとの”約束”したあの日を思い浮かべるリヴァイ

『お前達の死には意味があった それをようやく証明できる』


タッタッタッ・・・
と突然 読書をしていたはずのジークが走り出します

兵士「ん?」
巨大樹の上部から見張る兵士が気づきます

ジークの叫び
出典:諫山創/「進撃の巨人」第28巻112話

ジーク
「うおおおおおおおおお」

ジークの叫びにビビ・・と反応するリヴァイ

リヴァイ「…オイ」

と次の瞬間-

一斉に巨人化した兵士らが 上空から舞い落ちます-!!


”仲間達が巨人となり 降り注ぐ-!!”

-『進撃の巨人』ネタバレ113話へ続く-

「進撃の巨人」ネタバレ112話「無知」<感想と考察まとめ>

現在公開可能な情報と考察ポイント

  • ジークの脊髄液入りワイン
  • イェーガー派と義勇兵の結託
  • アッカーマンの習性と能力
  • ミカサの頭痛の原因
  • アルミンはベルトルトの記憶に操られていた
  • 幼馴染と決別するエレン
  • 始まりの地「シガンシナ区」

ジークの脊髄液の戦術活用

■ ジークの脊髄液入りワイン

ニコロの情報(ほぼ確定)

  • ジークの脊髄液入りワインは、短期の調査船に大量に積まれていた
  • イェレナはワインを兵団組織高官らに優先して飲酒させるようニコロに指示していた
  • ジークの脊髄液は、これまで戦術兵器として使われてきた

  
【脊髄液入りワインをばら撒いた目的】
兵政権側の反逆の火種を想定して、兵政権の高官及び反逆する兵士らを人質として掌握・利用するため

ニコロの情報から、ジークの脊髄液入りワインはジークが亡命した後の「保険」の一つであり、イェレナがマーレ人の人権を譲らなかったのは、ジークの脊髄液を仕掛けるためだったことが裏付けされました。

ニコロと共にレストランで給仕していたグリースがイェレナ、イェーガー一派との連絡役をしていた様子。

そしてイェレナが先導したイェーガー一派もまた、身動きし易いよう結託した「保険」の一つであり、既にジークの脊髄液入りワインの運用を存知していました。

ジーク汁摂取後のエルディア人

ジークの脊髄液を摂取したエルディア人はどうなる?

110話「偽り者」では、「ジークの脊髄液ガスを吸引したエルディア人は体が硬直する」とジークがラガゴ村の住民を巨人化した戦術を話していましたが、ワインを飲んだ高官・兵士らには何ら変化は見受けられていません。

ジークが嘘をついたのかは定かではありませんが、敵国襲撃の際「予め脊髄液を服用したエルディア人を街に忍ばせておいた」ことや、シガンシナ区決戦でジークサイドから突如巨人を発生させた様子から推測すると、ガス吸引や経口摂取など摂取方法によって状態は異なる、もしくはジークが摂取後の状態も操れるのではないでしょうか。

巨人の能力については、こちらもご参考ください


アッカーマンの習性

■ アッカーマンの習性と能力

  • アッカーマン一族はユミルの民を人体実験し、偶然派生した巨人化学の副産物
  • 王を護衛する意図で設計されているため、宿主(護衛対象)を認識すると血に組み込まれた習性が覚醒し執着する
  •   覚醒した能力:人の姿のまま巨人の力を一部引き出すことができる

    • 極限まで身体能力が高められれる
    • 「道」を通じてアッカーマン一族のこれまでの戦闘経験を得ることができる
    • 宿主の護衛を強いられる事に「本来の自分」が抵抗を覚え、頭痛を起こすことがある
        原因は別の理由である可能性が高い
    ミカサ初の頭痛描写

    その理由とは?

    • エレンを宿主として認識する前から頭痛が発生している(第1巻2話「その日」
    • アッカーマン一族、リヴァイやケニーには頭痛描写がない(護衛することに抵抗がないためかは不明)

    アルミンへのベルトルトの影響を指摘するエレン

    ■ アルミンはベルトルトの記憶に操られていた

    敵国兵であるアニに恋心を抱き、何かと無難に話し合おうと弱腰な姿勢のアルミン。

    アニへの微かな恋心はさておき、話し合いを求める姿勢自体は、もともとアルミンにとっての意思疎通のための基本姿勢でしたが、パラディ編に移行してからのここ数話では、より強調された印象がありましたね。

    歴代巨人継承者の記憶が影響することはアルミンだけでなくエレンやジーク、他の所有者も同様ですので、かつてグリシャが「お前はこの力を支配しなくてはならない」と言っていたように、ベルトルトの記憶の影響に気づき、記憶や力を支配して、エルディア国を正しい方向に導いて欲しいという思いが込められているのかも知れません。


    ミカサを嫌い宣言するエレン

    エレンがミカサとアルミンと決別した理由とは?

    ようやく実現した幼馴染の対話でしたが、エレンの辛辣で露悪的な言動に、幼馴染の関係は崩壊し決別することになります。

    ミカサとアルミンは「エレンが操られているのでは?」と問いますが、エレン自身は「オレは自由だ」と自分の意思で行動していることを示しています。

    なぜエレンはわざわざ対話する場を設け、徹底的に憎まれ役を演じ敢えて決別させるよう仕向けたのか。

    アルミンのエルディア国を正しく導く力、宿主が拒絶することでのアッカーマン呪縛の解放、結果的にはこれから起こり得る事態から大切な二人を遠ざけ、決別する友に自立して欲しいという思いがあるように感じられます。

    エレンが決意した瞬間
    『進撃の巨人』第25巻100話「宣戦布告」より

    おそらくエレンはヒストリアと接触したことでフリーダがグリシャに話した「真実」を知り、ジークを介して何か絶望的な状況を示唆する「未来」を知った上でダークサイドに徹する決意をしたのではないでしょうか。

    これから起こり得るその過程で、もしかしたら命を落とす可能性がある…と、決別する覚悟を決めたのかも知れませんね。


    シガンシナ区が始まりの地

    ■ 始まりの地「シガンシナ区」

    その日 人類は思い出した
    ヤツらに支配されていた恐怖を・・・
    鳥籠の中に囚われていた屈辱を・・・・・・

    『進撃の巨人』という長い物語の始まりとなる「シガンシナ区」へ向かうというエレン。

    シガンシナ区最終決戦へと進軍した『進撃の巨人』18巻73話のサブタイトルも「はじまりの街」でしたね。

    巨人肉弾でリヴァイを足止めしたジークも、おそらくはシガンシナ区へ向かい、エレンと落ち合うのではないでしょうか。

    果たして地鳴らし実験は決行されるのか?
    「シガンシナ区」が全ての始まりにして終焉の地となるのでしょうか…?


    ■ おまけ

    今月号の擬音:「ゴトォォサァン」は、大分の風邪薬「後藤散かぜ薬」の模様


    巨人化するCreepy Nutsさん

    そしてCreepy Nutsさん巨人化w さすが諫山先生…有言実行です!

    ▼Creepy Nutsさん巨人化の経緯はこちら

    今月の一問一答

    今月号の一問一答

    Q:クシェルさんが生きていたら、兵長は親孝行していましたか?
    A:「きっと楽をさせたかったでしょうね。」