『進撃の巨人』第19巻 ネタバレ76話
タイトル「雷槍」
別冊少年マガジン2016年1月号(12月9日発売)掲載のあらすじと感想です。
単行本派の方はネタバレ回避してください。
『進撃の巨人』ネタバレ最新76話「雷槍」のあらすじ感想と考察
「新兵!!残りの馬を西側に移せ!!」
「ディルク班で新兵を援護しろ!!」
巨人が馬を狙う中 マルロら新兵が馬を避難させています
「どこだマルロ!!」
マルロ「は!?」
「どこに馬を繋げばいい!!」
マルロ「い 一か所に馬を留めるなという指令だ…ここじゃない…もっと…」
「東から3~4m級!!来るぞ!!」
その時 マルロたちの方へ2体の巨人が襲ってきます-!
マルロ「あれが…巨人…」
この時初めて巨人を目の当りにするマルロ
ビシュ
上官が決死の覚悟で巨人たちに飛び込む中
リヴァイ兵長が2体の巨人のうなじを削ぎ落とします
「リヴァイ兵長!!」
マルロ
「今のうちだ!!急げ!!」
マルロらは慌てて馬を駆けていきます-
リヴァイ「小せぇのをさっさと片付けろ!!「獣の巨人」が動く前にだ!!」
「損害は許さん!!一人も死ぬな!!」
「ハッ」
リヴァイ「クソ…うんざりだ 弱ぇ奴はすぐ死ぬ」
「雑魚は嫌いだ」
・
・
エルヴィンの思惑
エルヴィンは壁の上から状況を静視しています-
”3~4m級に苦戦し数か所で負傷者を出している…
今の調査兵団には以前のような力は無い…
だが…それだけの損害が無ければ 決してここまで辿り着けなかった”
”訓練兵団時代はよく自分の父の考えた仮説を仲間に話していた
調査兵団に入ってそれを証明してみせると
だが調査兵になった途端
なぜか誰にもその話をしなくなった
…イヤ…違う なぜかではない 私は気付いていた
私だけが自分のために戦っているのだと
他の仲間が人類のためにすべてを捧げている中で…”
”いつしか私は部下を従えるようになり 仲間を鼓舞した
人類のために 心臓を捧げよと
そうやって 仲間を騙し
自分を騙し 築き上げた屍の山の上に”
-無数の仲間
ミケやナナバ、ゲルガーたちの亡骸の山の上にエルヴィンは立っていた-
”…それでも
脳裏にチラつくのは 地下室のこと
この作戦が失敗しても 死ぬ前に… 地下室に行けるかもしれない”
グリシャ・イェーガーが残した地下室…
世界の真相に-
エレンVSライナー
エレン「アアアアアア」
ドオッ
かろうじて両手で受け止め防御する鎧の巨人-
エレンの硬質化させた拳が鎧の巨人を砕きます!
そして状況を一転するべくライナーがエレンの足を掴もうとしますが
エレンは素早く切り抜けます
エレン「遅ぇんだよ!!ノロマが!!」
が、再びライナーがエレンの足を掴み、そのまま振り上げ地面に叩きつける
エレン「…クソ!!」
エレンの頭部に思いっきり拳を叩きつけるライナー
間一髪で避けるエレン!
エレン、ライナーの激しい格闘が続きます
一方でエレンとライナーの周囲を取り囲んでいくハンジ班たち
ミカサ「ハンジさん!!」
ハンジ「まだだ!!周囲を取り囲め!!」
「最初の攻撃にすべてが懸かってる!! 絶好の位置を取れ!!」
「何より エレンが絶好の機会を作るのを 信じて待つんだ」
新兵器「雷槍(らいそう)」
エレン “この鉄の棒が新兵器…?”
ハンジ「せめて槍と言ってくれよ」
「技術班は私の要望に応えてくれたんだ
中央憲兵が隠し持っていた新技術を導入してね」
「私の要望とはつまり「鎧の巨人」に対抗できる武器が必要ってことだ」
アルミン「…!「鎧の巨人」に!?」
ハンジ「私達の刃は「鎧の巨人」に無力だった」
「敵が硬質化の隙でも見せてくれない限り
私達はただエレンと鎧の戦いを眺めることしかできなかった」
-ミカサは鎧をブレードで砕けなかったことを思い出す
ジャン「確かに…エレンを連れ去って走る鎧を止めることもできなかった」
コニー「あの時…団長が巨人の大群を引き連れて来なかったら…」
ハンジ「今のところ「鎧の巨人」に対抗できる攻撃手段は
巨人化したエレンの絞め技や関節技
それと先日の実験で獲得した「硬質化パンチ!」も期待できる」
「しかしその武器だけで作戦を達成させるのは困難だろう
壁の穴を塞ぐのも重要だが 我々は何よりも」
「壁の破壊者であるライナーとベルトルトを
殺さなければならないのだから」
ミカサ「…それで その槍を…「鎧の巨人」に刺そうって言うんですが?」
ハンジ「見た方が早い 外に行くよ」
ドオォォォォ
鳴り響く爆音に大木の幹が折れる威力
ハンジ「威力は見ての通り 雷が落ちたようだろ?」
「だから「雷槍」って呼んでる」
「ただこれが本当に鎧を仕留められるのか?
実際に撃ち込んでみないことにはわからない」
「そして鈍重な巨人には有効だが 弱点もある
こいつを鎧に食らわせてやるには」
「工夫しないとね」
・
・
「アアアァアアァ」
エレンとライナーの攻防戦が続く!ライナーは追い込まれていきます-
ライナー「クッ クソッ」
ライナー
『やはり…俺一人では エレンを囓り取るまでには至らないか』
『もはやこの手を使うしか―』
ハンジ
「今だ!」
ハンジとミカサが鎧の巨人へ立体起動で突進-!
ライナー ”! 兵士が動いた!?
さっきから周りを囲まれていたのはわかっていたが
兵士の刃が何だと言うんだ
そんなもんじゃ全身くまなく硬質化で覆った俺には傷一つ
…付けられは―”
カチッ バシュ
ミカサが鎧の巨人へ狙いを定め「雷槍」のトリガーを引く
ミカサとハンジの放った「雷槍」が鎧の巨人の目に刺さります
ライナー ”!? なっ-!?“
「雷槍」と繋がっているアンカーを外した瞬間、「雷槍」が爆発
ドドォ
エレン ”やった…”
ハンジ ”イヤまだだ
雷槍はその破壊力ゆえに撃った本人にまで危険が及ぶ武器
通常の刃の斬撃のようにして巨人にアンカーを撃ち込めば
飛び込んだ先で巻き添えを食らう―
したがって雷槍で攻撃できる条件は 目標の周囲に十分な立体物がある時に限られる
雷槍で攻撃できるチャンスは このような条件下しか無い!
今ここで!! 決めるしかない!!”
ハンジやミカサに続き
ジャン・コニー・サシャたちも鎧の巨人のうなじに目掛けて雷槍を発射
バシュバシュバシュバシュ
ライナー「いッ―」
ドドドドドド
ジャン「やっ…やったぞ」
「効果ありだ!!うなじの「鎧」が剥がれかけてる!!」
雷槍の破壊力で鎧の巨人のうなじの「鎧」を破壊-
うなじがむき出しになります
コニー「ほ…本当に」
サシャ「雷槍が効いた!!」
ハンジ「もう一度だ!!雷槍を撃ち込んでとどめを刺せ!!」
コニー「…」
サシャ「ライナー…」
ライナーにトドメを刺すことに一瞬躊躇するコニーとサシャ
ジャン「お前ら…」
「こうなる覚悟は済ませたハズだろ!?」
「やるぞ!!」
コニーとサシャは覚悟を決めたかのような表情で
叫びながら鎧の巨人のうなじへ飛び込みます
「うおおおおおおお」
ミカサを含む4人で雷槍を鎧の巨人に撃ち込みます!
ドス ドドス ドス
ライナー「…待っ」
「待って―」
ドドドドドド
雷槍が鎧の巨人のうなじを爆破-!
・
・
-『進撃の巨人』ネタバレ77話へ続く-
【進撃の巨人】ネタバレ最新76話「雷槍」<感想と考察>
- エルヴィンの葛藤
- 「悔いなき選択」のワンシーンが登場
- 新兵器「雷槍(らいそう)」
- ライナーの奥の手とは
「ウォール・マリア最終奪還作戦」
”どちらかが滅ぶまで殺し合う、人類と巨人の生き残りを賭けた闘い”
75話にて、獣の巨人と鎧の巨人らを同時に倒すべく二つの戦局を展開した調査兵団。
馬を死守するため、エレンは巨人化し鎧の巨人(ライナー)との激しい格闘戦が繰り広げられますが、ここでかねてから話題となっていた調査兵団の新兵器「雷槍」がお披露目されましたね!*\(^o^)/*
新兵器「雷槍」の攻撃によってライナーは追い詰められてしまいますが…
この闘いで命を落としてしまうのでしょうか…!?
エルヴィンの葛藤
出典:諫山創/「進撃の巨人」第19巻76話
今回、エルヴィンの自身と葛藤する姿が描かれていましたね。
そもそもエルヴィンが「地下室」へ執着の根底にある思いとは、「世界の真相」を知りたいという探究心、中央憲兵に暗殺された父と考えた仮説を証明したいという個人的な思いです。
兵士の皆が皆、人類のためだけに心臓を捧げている訳ではないのですが、これまで多くの団員を鼓舞し、その犠牲の上に”自分の夢”が成り立っているという想いを屍の上に立つ己の姿に写し出しています。
もしかしたらこの戦いで命を落とすかもしれない-
それでも死ぬ前に「地下室-世界の真相」を知りたいと願うエルヴィンの想いは成し遂げられるのでしょうか…。
「悔いなき選択」のワンシーンが登場
若き日のリヴァイ兵長
出典:諫山創/「進撃の巨人」第19巻76話
リヴァイ外伝・スピンオフ作品である【進撃の巨人『悔いなき選択』】のワンシーンが本編で描かれていましたね!
スピンオフでの作中のシーンが本編で描かれているのはおそらく初めてではないでしょうか。
このエルヴィンの熱い意思に感銘を受けて調査兵団として ともに戦っていくこととなる名シーンを本編でお目にかかれたのは「悔いなき」ファンとしては単純に嬉しいですが、エルヴィンの”仲間を騙し”という回想での登場は若干複雑な心境です。
新兵器「雷槍(らいそう)」
出典:諫山創/「進撃の巨人」第19巻76話
76話にてその詳細が明かされると期待されていた新兵器「雷槍(らいそう)」がついにお披露目されましたね!
- 雷槍は中央憲兵によって隠された技術によって作られた
- 電流ではなく雷が落ちたような威力から「雷槍」という名称となった
- 硬質化を破壊する威力がある
- ワイヤーを引き抜くことにより手動で爆破させる仕組み
- 鈍重な相手に有効、目標の周囲に立体物が必要などの使用条件がある
ハンジさんの解説から、新兵器「雷槍」は硬質化された「鎧の巨人」に対抗する武器として中央憲兵が隠し持っていた新技術を導入し技術班によって造られた兵器とのことです。
メインとして使用するには立体物が必要などの条件もあり”新技術”がどのような仕組みであるかは不明ですが、
これまで硬質化された部分にブレードは歯が立たず見ているだけしか出来なかった歯痒さを考えると、戦える武器が開発されたことによって、新たな戦力に成りうると思われますね!
© 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 この『新兵器の考察<兵器・装備まとめ>』には 別冊少年マガジン1月号(2016年12月9日発売)の 【進撃の巨人】第76話「雷槍」 までの内容が含まれます。単行本派の方は、ネ …
ライナーの奥の手とは
出典:諫山創/「進撃の巨人」第19巻76話
エレン巨人との格闘戦にて追い込まれたライナーは”やはり…俺一人では エレンを囓り取るまでには至らないか””もはやこの手を使うしか―”
と、隠し持った”奥の手”があることを示唆しています。
この後「雷槍」の攻撃によってその奥の手は明かされませんでしたが、最後に総攻撃を受けたライナーは「待って-」と、何か意思を伝えようとしているように思えます。
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出典:諫山創/「進撃の巨人」第19巻76話
そもそも今回の「ウォール・マリア最終奪還作戦」では、ライナーとベルトルトはアニを助けることを獣の巨人に懇願する場面や”あの馬を殺して ここから離れる それだけでいい…””イヤ… もういい 長かった俺達の旅も ようやくこれで終わる…”といった思考で戦闘シーンでもため息をついたりと戦士としての覇気が感じられないのですが、ライナーの「待って-」という台詞は単なる命乞いではなく、”調査兵団側に何か有益な情報を伝えたかったのでは?”とも考えられますね。
…ですが、すべては想像です。
もしかしたら単に「脳機能を移行させました♪」と禁断の必殺技が炸裂するかも知れませんねw
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新兵器「雷槍」の攻撃によって追い詰められたライナーはこのままこの戦いで命を落としてしまうのでしょうか…!?
次号77話の展開が気になります!
いつもいつもあらすじを書いてくださり有難う御座います!
これが一ヶ月に一回の楽しみだ…
もうベル樽トいらないよ( ̄3 ̄=)ノシッシッ
★shoyaさん
いつもコメント頂きありがとうございます♪
嬉しいお言葉を有難うございます♪
こちらこそ、いつも記事をご覧になって頂けて、コメントも毎度楽しみに拝見しています(´ー`*)
来年もまたお待ちしていますね♪(*・ω・*)ゞ
ベル樽トさん、早く出して~と泣いてるかも知れませんねw(*´艸`)