進撃の巨人ネタバレ97話

【進撃の巨人】ネタバレ最新97話
タイトル「手から手へ」

別冊少年マガジン10月号(2017年9月8日発売)のあらすじ感想と考察です。
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 97話『手から手へ』の感想と考察まとめ

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【進撃の巨人】第97話「手から手へ」<あらすじ感想と考察>

前回までのあらすじ

パラディ島へ潜入するマーレの戦士マルセル、ライナー、アニ、ベルトルト

休息する彼らを襲うユミル巨人
ライナーを庇ったマルセルは食われてしまい、その恐怖からライナーは咄嗟に走り逃げます

「顎の巨人」を取り戻すのか、それとも引き返すのか討論するライナー達
母カリナの言葉を思い出し冷静さを取り戻したライナーは、作戦続行することを決意しアニとベルトルトを説得します

そして845年のあの日、エレン・ミカサ・アルミン達と対峙する超大型巨人
扉を突き破り壁の中へ侵入したライナー達は、訓練兵団に入団しエレン達と出会います-

街中で黒いコートの男を尾行するアニ

アニ
『あの黒いコートの男 他の王政の幹部とは何か違う気がする』
『彼が王政からどこに向かうのか 壁の王までたどり着けるかも……』

アニが追跡しようと路地を曲がると男の姿は見当たりません
黒いコートの男はアニの背後に回り込んでいます。

ケニーアッカーマン
出典:諫山創「進撃の巨人」第24巻97話

「よう嬢ちゃん こんなジジイを尾けまわすとは…なかなか男を⾒る⽬があるようだな」

帽子を押さえながらアニの肩に⼿を置く黒コートの男の正体はあのケニー・アッカーマン

アニは幼少期一度だけ会ったことのある父親に似ている、と誤魔化そうとしますが、ケニーは両手を挙げるよう施します。

口先では誤魔化しきれないと判断したアニ


バキッ

次の瞬間-
ケニーの顔面目掛けて回し蹴りを放つアニ 瞬時に避けるケニー
同時に帽子が落ち、アニの蹴りは路地のレンガの壁を霞めます。

ケニー「オウ…」

変装用のメガネが外れたアニがケニーを睨みつけます

瞬時に路地を曲がり下⽔道へ逃げ込むアニ
ケニーも追いかけますが、下⽔道への狭い⼊⼝を通り抜けられず断念
アニは追跡を免れます。

ケニー
「ちっ… いいよ…お父さんを蹴り殺そうとする娘とかいらねぇよ」

訓練兵

ベルトルトの寝相
出典:諫山創「進撃の巨人」第24巻97話

● ライナーの回想

訓練兵の宿舎

「今日も凄いな…この足の感じだと今日は『雪』か?」
「いいや この上半身は『晴天』を表している」

両腕を背に脚を壁に立てかけ、もの凄い寝相で眠るベルトルト
ベルトルトの寝相を見て天気を予想するコニーとマルコ

かつてジャンが話していた、ベルトルトの芸術的な寝相が披露されています。

タロットカードの意味とは
タロットカード「吊された男」

ベルトルトの寝相はタロットカード「吊された男」と同じ格好ですね。
夢に出てきたという首吊りのおじさんを明示していたようです。
タロットカード「吊された男」の人物は、北欧神話の最高神オーディンがモチーフですので、こちらもまた意味深です。



場面は食堂へ

朝食をとる訓練兵たち

エレンは前日の立体起動訓練で自分のワイヤーに絡まり死にかけたことを引きずり殺気立っている様子。
エレンとジャン定例のいがみ合いが始まります

エレンとジャンの間で仲裁するライナー
ふとアニの沈んだ様子に気がつきます。


 宿舎の外で話し合うライナー、ベルトルト、アニ

「あんた達が友達と遊び疲れて ぐっすり眠る頃 私は王都のドブの中を這いまわった」

アニはケニーの尾行に失敗し危うく掴まりかけ、顔を見られたことを話します。

5年の年月をかけても王家の情報が掴めず焦る3人

アニは今まで集めた情報を持ってマーレに帰ろうと意見しますが、
ライナーはウォール・ローゼを破壊し「始祖の巨人」を炙り出そうと提案します。

多くの友人が死ぬことになると意見するアニに対して、彼らは友人ではなく自分たちとは違うエルディアの悪魔だと告げるライナー

不穏な空気を残したまま部屋へ戻る途中、
ベルトルトは開拓地で首を吊ったおじさんがなぜ自殺する前に身の上話をしたのか気になっている様子

開拓地のおじさんは自殺なのか他殺なのか議論されていましたが、少なくともベルトルトは関わっていないようです。

場面は変わり、立体起動の訓練の光景-

「このままじゃ…ジャンの言う通りだ オレは…何にも果たせねぇまま…終わっちまう」

立体起動の操作に苦戦するエレンに 戦士訓練時代の自身を重ねるライナー

エレンを励ますライナー

ライナー
「ただ…やるべきことをやる ただ進み続ける それしかねぇだろ」
「巨人を一匹残らず駆逐するんだろ? お前ならやれる」

巨人を駆逐したいなら前進するしかないとエレンを励ますライナー

ライナーの手からエレンの手へ
悲観するエレンにかけたライナーの言葉は、後にエレンを進撃させることになるという因果に感服します。

長髪の男

窓に鉄格子が設置された部屋の中
ライナーは銃口を自身の口に突き刺しています。

今にも引き金を引こうとするライナー

ドン
とその時 建物の外にいるファルコが壁を叩き悔しそうに呟きます

ファルコ
「クソ…このままじゃ ダメだ…」

壁の外の音に気づき口の中から銃口を抜くライナー

ライナー「ファルコ…」

鉄格子から立ち去るファルコの姿を見つめます。


街中を歩くファルコ
心的外傷を負った負傷兵が収容されている病院に辿り着きます。

病院内の庭園では 手を引かれて歩く者 車椅子で散歩する者らがリハビリをしています。

「オーイ」

庭園の一角にあるベンチに座る長髪の男に声掛けられるファルコ
男はレべリオに帰還した際、ファルコが「腕章が逆だ」と声を掛けた片足の負傷者です。

男の隣に腰掛けるファルコ
男は家族と顔を合わせづらいことを理由に、実は負傷しておらず仮病だとファルコに打ち明けます。

長髪の男
「怪我しているな マーレの戦⼠になるための訓練か…」

無⾔で俯くファルコ
ファルコは自分より優秀な候補生がいるため、自分は戦士にはなれないと話します。

男は親切なファルコに長生きしてほしいと、”戦士にならなくてよかった”と告げますが、ファルコはその候補生(ガビ)が戦士になることを望んではいないことを告げます。

”優秀な候補生”が女の子であることを察する長髪の男

自分には力が無いから何もできないまま終わると言うファルコに男が話はじめます。

戦争によって心も体も蝕まれ自由も奪われた日々…なぜこのようになってしまったのか?
戦場に行くのは大抵は自分の意思ではなく、他人や環境に強制されて仕方なく地獄に足を突っ込んでしまう…

エレンの意思
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話

「ただし ⾃分で⾃分の背中を押した奴の⾒る地獄は別だ
その地獄の先にある何かを見ている それは希望かもしれないし さらなる地獄かもしれない
それはわからない 進み続けた者にしか…わからない」

ここで黒髪長髪の男の顔がハッキリと映し出されます。

長髪の男の正体は、我らが主人公エレン・イェーガー
単独なのかは不明ですが、マーレに潜入していたようです。

”自ら進み続けなければ その先の結果は分からない”
かつてリヴァイやライナーが伝えたように、エレンはファルコの背中を押し進めます。


場面は変わり 手紙を手に走り行くファルコ
道中ライナーと遭遇しますが 本部に忘れ物をしたと収容区の外へと駆けていきます。

タイバー家の目的

マーレの本部

バタバタと騒々しく慌てふためくマーレ当局員たち

マガト隊長
「オイ 何の騒ぎだ?」

「タイバー家 御一行が来訪されました!!」

マガト隊長
「…!? 何だと…」

タイバー家の待機する部屋の前には近衛兵がズラリと整列しています
部屋を訪ねるマガトとマーレ兵

タイバー家の当主ヴィリー
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話

ヴィリー
「急にすまないな 私がタイバー家当主ヴィリーだ」

マガト隊長
「戦⼠隊隊⻑テオ・マガトです」

タイバー家の当主と挨拶を交わすマガト隊長

タイバー家の一族
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話

”ぎひあぁぁぁぁ
ひじきいぃぃぃぃ
あじいいいいぃぃ・・・”

ここで今月の擬音はさかなくんw
その背後で騒ぎ立て走り回る子供達

ヴィリー
「我がタイバー家一族を紹介させていただこう」
手前に女性が立ち、奥には老婆と老人、若い女性、そして4人の子供が騒いでいます。

バルコニーへ向かうヴィリーとマガト

ヴィリー
「結成当初より戦⼠隊を束ねるあなたなら ⼀族の誰が『戦鎚の巨⼈』か⾒抜けましたかな?」

マガト隊長
「…いいえ ⾒当もつきません 本当に ここレベリオにお越しになっているのかさえも」

ヴィリー
「ハハ… 話に聞いた通り思慮深い 我々は殆ど姿は⾒せない
『戦鎚』の正体を明かしているのはマーレ上層部でも⼀部の者だけだからな」

『戦鎚』の正体を知る「本部の主人」は、上からの命令で朝方本部を飛び出して行った様子
タイバー家当主の突然の来訪と関係があるのではないかと投げかけるマガト

ヴィリーは「ヘーロスの像を見に来た」と、来訪した理由を述べます。
ヘーロスの像とは、100年前に人間でありながら大地の悪魔を打ち破り、世界を救ったマーレの誇る英雄とのこと。

マガト隊長
「鉄砲玉を浴びるのは手懐けた悪魔の末裔で、マーレ人は字を読むだけで領土が広がるのだから楽でいい」

マーレを裏から操る者がいるならとうに手遅れだと告げるマガト

ヴィリー
「お察しの通り マーレという国はタイバー家の権限下にある」

「だがマーレが軍国主義の道を歩んだのはあくまでマーレが選んだことだ 我々はマーレへの贖罪として⾃由と⼒を与えた…我々の先代がな」

『戦鎚の巨人』の記憶と共にエルディア人を檻に入れ軍国主義を歩むマーレの歴史を傍観してきた結果、パラディ島からは不穏な動きがあり、巨⼈の⼒は時代に遅れをとってしまったが、その責任はタイバー家にある。

ヴィリーは来る「祭事」にて、世界にすべてを明かすつもりだと告げ、マガトに協力を煽ります。

幕開け

ジークの盗聴
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話

椅子に腰かけ煙草を吹かしながらどこかへ電話をしているジーク
そして収容区の外のポストへ向かうファルコの描写


エレン(長髪の男)
「ファルコ 頼みたいことがあるんだが」

ファルコ
「何ですか クルーガーさん」

エレン(長髪の男)はクルーガーと名乗っているようです。

家族に手紙を送りたいが仮病とバレてしまうので、収容区の外のポストに投函してほしい
とファルコに家族宛ての手紙を託します。

無事を伝える手紙
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話

「オレがここに無事にいるって 家族に伝えたいだけなんだ」

ポストに投函するファルコ 

戦慄の幕が上がります


-【進撃の巨人】ネタバレ第98話へ続く-

【進撃の巨人】97話「手から手へ」<感想と考察>

現在公開可能な情報と考察ポイント

  • ライナーの自殺未遂
  • 黒髪長髪の男はエレン・イェーガー
  • タイバー家の目的
  • 英雄ヘーロス
  • エレンの手紙は誰に宛てたのか

97話では、これまでのライナーの回想から現在の時間軸へと一気に展開していきましたね。

ケニー・アッカーマンの登場は完全に意表を突かれ、アニとケニーの絡みは台詞まわしも絶妙でした。

今回も気になった点を綴っていきたいと思います。

ライナーの自殺未遂

ライナーが銃口を口に突っこんだ自殺未遂の描写はインパクトがありましたね。

マーレ編でのライナーの回想から現状へ転換する いわば終着点となる場面では、ライナーの精神状態が崩壊し、追い詰められているのかが痛いほど伝わってきます。

偶然にもファルコが通りがかり、思い留まってくれたようで安堵しました。

カルカノM1891
ライナーが自殺に使用していた銃について、特定されている方がいらっしゃいましたので追記。
「カルカノM1891」は、第二次世界大戦にイタリアで開発されたボルトアクションライフルとのこと。非常によく似ていますね。

黒髪長髪の男はエレン・イェーガー

エレンの意思
出典:諫山創「進撃の巨人」第24巻97話

そして93話で登場した逆腕章の人物の正体は、主人公エレンであることが明らかとなりました。
単独作戦なのかは不明ですが、『始祖の巨人』を宿すエレンが自ら潜入していたとは驚かされます。

エレンはクルーガーと偽名を名乗っていますが、これはクルーガーの記憶を掌握しているとも考えられますね。

復権派の内通者であったクルーガーの記憶があれば、単独潜入作戦でも上手く立ちまわることが可能かも知れません。

タイバー家の目的

タイバー家の当主ヴィリー
出典:諫山創「進撃の巨人」第24巻97話

今回、これまで謎に包まれていたタイバー家の一族がその姿を現しました。

「祭事」まで登場することはないかと思っていましたが、ヴィリーと名乗るタイバー家の当主とその一族、そして貝殻のような家紋(?)の鎧を身に纏った近衛兵たちがズラリと勢揃いで登場しています。

タイバー家はこれまで表立つことはなく『戦槌の巨人』の所有者はマーレ上層部でも一部の者のみ知る機密とのことでしたが、その一部に該当すべき本部のトップを外出させた狙いは、戦士隊隊長テオ・マガト(ファーストネームが判明)と会談するためであったようです。

『戦槌』の所有者についてはハッキリと確定した訳ではありませんが、マガトの問いに対しヴィリーは「戦槌の巨人とともに記憶を紡いできた(見てきたよ)」と発言していることから、現在は当主であるヴィリーが所有しているのではないかと思われます。

タイバー家は事実上マーレの実権を握っており、過去の贖罪からマーレに自由と巨人の力を与え傍観してきたようですが、巨人の力が絶対無敵でなくなりパラディ島からも不穏な動きがあることから、「祭事」に向けて再び巨人を倒す英雄が必要と、現体制を変革しようと徴兵制を働きかけていたマガトに手を組んでほしいと見定めにきたようです。

「祭事」にて「世界にすべてを明かし望みを懸ける」と宣言するタイバー家。
マガトもまた、ヴィリーの真意を読み取っている感がありますので、今後どのように動いていくのか注目ですね。


タイバー家の家紋
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話

貝殻のような紋章(タイバー家の家紋?)
※ご質問頂いた「貝殻のような紋章」は今号の別マガ616ページに掲載されています。

英雄ヘーロス

ヘーロスの像
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話

ヴィリーとマガトの会話から、人間でありながら「大地の悪魔」を討ち取ったとされるマーレの英雄ヘーロスの銅像が登場します。

ユミル・フリッツに巨人の力を与えたとされる「大地の悪魔」は100年前の巨人大戦まで存在していたのかと驚きましたが、銅像の英雄ヘーロスの姿はアッカーマン一族を連想させますね!

ジーク曰く、アッカーマン一族は王家の伝承のみの存在であったようですが、英雄ヘーロスはマーレでの巨人化学の副産物である可能性も考えられます。

ただしマーレ人は無垢の巨人のことを「大地の悪魔」と呼んでいる描写もありますので、この銅像の巨人がユミル・フリッツが契約した有機生物の起源なのか、無垢の巨人なのかは定かではないようです。

マガトが「銅像の中は空洞だ」と言うように、英雄ヘーロスはタイバー家がマーレ中枢に入り込むための隠れ身的な象徴だったのかも知れません。

エレンの手紙は誰に宛てたのか

無事を伝える手紙

「オレがここに無事にいるって 家族に伝えたいだけなんだ」

クルーガ―を名乗るエレンは、家族に宛てた手紙をファルコに託します。

手紙は内容が検閲されないよう収容区外のポストへ投函されましたが、一体誰に宛てた手紙なのでしょうか?

エレンの言葉が額面通りでしたら、手紙は兄であるジーク・イェーガー宛であり、エレンがマーレに潜入していることを伝える宣戦布告ともとれる内容に思えます。

ですが宛名がジークであれば、戦士候補生であるファルコが気づくはずですので、宛名はファルコが知らない人物であるはずです。

ジークの盗聴
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話
 手紙はジークへ宛てたもの?(仮説)
ジークが電話をかけている描写は実は盗聴であり、マーレ本部でのヴィリーとマガトの会談を盗聴していた。
ジークは戦士長とは「別の顔」としてのコードネーム(偽名)があり、エレンはその偽名宛に手紙を送った。

エレンに続き潜入している調査兵団宛か、フクロウ(クルーガー)の協力者なのか、はたまたライナー?タイバー家宛なのか…?と、様々な可能性が脳内を巡りますが、個人的にはやはりジークに宛てた手紙ではないかと想像しています。

シガンシナ区決戦にて「いつかお前を救い出してやるからな(第83話)」と、エレンに向けたジークの心中にも繋がってくるのかも知れません。

この手紙がきっかけで戦慄の幕が上がり、物語が大きく動き出していく…そんな予兆を感じさせる展開に胸が高鳴りますね…!

新たな人物背景と出来事<感想まとめ>

97話で判明した出来事まとめ

■ ライナーの回想

  • ソニー&ビーンを殺害したのはアニとライナー
  • 850年にウォール・ローゼを破壊したのは「始祖の巨人」を炙り出すため

■ マーレの情勢

  • 黒髪長髪の男の正体はエレン・イェーガー
    マーレに潜入していた
  • タイバー家一族の当主はヴィリー
    『戦槌の巨人』の正体はマーレ上層部のみ明かしている(ヴィリーが所有者でほぼ確定)
  • マーレの本部にある「ヘーロスの像」は、100年前人間でありながら「大地の悪魔」を打ち破った英雄のこと
  • マガトは戦争の自覚のないマーレ人に対して徴兵制の復活を働きかけている
  • タイバー家の先代は、マーレへの贖罪として自由と巨人の力をマーレに与えた
  • 巨人の力を使い軍国主義の道を歩む道を選んだのはマーレ国の意思である
  • ヴィリーはタイバー家の務めとして『戦槌の巨人』と共に歴史の記憶を傍観してきた
  • マーレ国はタイバー家の権限下のもと、巨人の力を戦力に領地を拡大している
タイバー家とフリッツ王家の対比

今回のヴィリーとマガトの会談から、マーレ国でのタイバー家の立ち位置が明らかとなりました。
タイバー家がマーレに自由と戦力を与え軍国主義の道を歩んだという情勢は、フリッツ王家(レイス家)が自由と記憶を奪い滅びゆこうとした破滅的平和思想との対比となっており、「巨人大戦」を境に両家は大きく運命が分かれたようですね。

エレンの意思
出典:諫山創/『進撃の巨人』第24巻97話
「⾃分で⾃分の背中を押した奴の⾒る地獄は別だ
その地獄の先にある何かを見ている それは希望かもしれないし さらなる地獄かもしれない
それはわからない 進み続けた者にしか…わからない」

そして『ガビに「鎧」を継承させたくないけれど自分の実力が及ばない』と苦悩するファルコにかけたエレンの言葉は、今回特に印象深かったです。

自由と自己責任

かつて「悔いが残らない選択を自分で選べ」とエレンに告げたリヴァイ、「困難でも進み続けるしかない」と告げるライナー、「自ら進み続けなければ結果は分からない」とファルコに告げるエレン。

全ては因果関係で繋がっていて、何かに酔っぱらっていたり、傍観者では何も変わらない。

『自分で選択し進み続けなければ その先の結果は分からないし未来は切り開けない』といった作品のテーマ性ともとれる作者からのメッセージのように感じられました。

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毎回驚かされる構成と面白さに感服しますが、今回は物語の展開だけでなくテーマ性をも感じられる内容に、あらためて「進撃の巨人」の面白さを実感しました。

第24巻の最終話となる次号98話はどのような展開になるのか、先が楽しみですね!