進撃の巨人ネタバレ131話の感想まとめ

「進撃の巨人」第33巻 ネタバレ131話
タイトル「地鳴らし」

別冊少年マガジン2020年9月号(2020年8月7日発売)掲載のあらすじ感想と考察まとめです。
未読の方はネタバレ回避してください。

『進撃の巨人』ネタバレ131話「地鳴らし」のあらすじ感想と考察まとめ


前回までのあらすじ

マーレの海岸都市・オディハの整備基地を目指し渡航するハンジたち一行

一方、海を泳ぐ「地鳴らし」の進行は、迎え撃つ世界連合艦隊を通過し、マーレの大陸へと到達します

”どこからが始まりだったのか-” 
問いかけるエレンの記憶

ミカサやアルミン、共に過ごしてきた大切な仲間がずっと幸せに生きて欲しいという、願いを馳せて~
自由を象徴する鳥が 海を渡っていきます

その先には地鳴らし巨人群の脅威、そして異形と化した「進撃の巨人」が聳え立ち、絶望の夜明けを迎えようとしていた-


131話 地鳴らし

※スリの少年の名前がラムジーと判明。弟の名はハリル。

※壁内巨人がラムジー達が暮らす街を地鳴らしで一掃。

※アルミンがアニに告白。
進撃最新話読んだけどこれ凄いな…
今までで一番残酷な一話だな…
未来を夢見る人達、大人も子供も容赦なく踏みつぶしていく超大型巨人の群れ。あまりにも酷い。残酷すぎて”マジかよ….”と思わずつぶやく。あの時、吹き飛ばされた頭だけで生きていて巨人たちを操っているんだな..史上最も邪悪な主人公になってしまったな…エレン。
諫山先生曰わく

主人公がヒーローであるのは揺るぎないが、決して正義ではないことは見せていきたい
正義は人の立場で変わるものだから
主人公たちが残忍にことをしても「それも正義って言えるんじゃないか?」的なこともやりたい

とは言っていたが、世界観も残忍さもスケールが違いすぎる・・
感想読んでも分かる通り1話の中に何人も何話も何シーンもの伏線や対比や引用があるの、毎月のことながらすごすぎる

「記憶の断片」の少年の名はラムジー

ラムジーってやっぱりゲースロからきてる????
ラムジーの名前の出所を皆ゲースロと思ってるの一体感あるなぁ。

あっちのラムジーは超ゲス野郎でしたが。
ラムジー君の台詞
「地面が…泣いてる…」
が“地鳴らし”を集約している。

地を鳴らし、地を平し(ならし)、地上の全てが泣いている。
エレンがラムジーに泣きながら謝るの、アニが死体に向かって「ごめんなさい」って謝るのが重なった。両者ともそうしなきゃいけない理由がそれぞれにあった
今回、ラムジーをエレンが助けたのって、
リヴァイたちが財布を取られた後の時系列なのかな…?
違う世界線って言っている方もいるし、どんなかんじなんじゃろ
エレンのセリフは市場の件がまるでなかったかのようだったぞ?…といった違和感は残るけど、つながるはつながる
それならやっぱり少年が右手を切られたのも地鳴らしで殺されたのもみんなこの時系列で現実に起こったことで…少年のあれからこれまで何ひとつ救いがないじゃないか
なんだ今回の前半と後半 釈然としないといったけど、少年については市場の一件と宴会の間に別途、最新話の一件が挟まるという解釈が正解なの?なかなかわかりにくいぞ
少年、懲りなすぎる…そしてその後も懲りなかったから(やめようがなかったから)右手も切り落とされた?あの包帯、そんなに昔のことじゃないっぽかったよね
ミカサちゃんと市場の少年?って言ってたw となると 財布騒ぎ→エレンはどこ?→今月号暴漢騒ぎ→泣くエレン→ミカサがやってきて「市場の少年?」 という流れだ…最後のシーンでエレンが泣いてるのでここれ繋がる

ラムジーの最期に「始祖ユミル」が現れたのはなぜ?

ラムジー潰されるコマにユミルちゃん居たけどあれはどういう伏線なんだろう…
また何か起きるのか??ユミルちゃんはこんな大虐殺望んだのかな?
この盗人の少年の名はラムジー
(盗みのせいで右手を切り落とされていた、、)

じゃなくて、、ここに不意に始祖ユミルがいる訳は、、、

残酷に踏み潰されるラムジーのを見ていたのか?
もしくは、ラムジーが見ていた? pic.twitter.com/PWuDddwqb9
ラムジーにユミルが見えたんじゃなくて

始祖ユミルが大虐殺を見て

そして「ごめんなさい」って言った、と思ったんだけど…
多分皆さんも思われているとは思うけど、エルディア人じゃないラムジーくんが、なぜに始祖ユミルちゃんを一瞬でも見たのか、それが後々深い意味を持つのかもしれないんですかね~////
そうそう、始祖ユミちゃんいたよね。ラムジーはエレンの脳内放送が聞こえてないのでユミルの民ではないはずなのですがあれは一体……?そしてエレン(か始祖ユミ?)は鳥の目線からも世界を見ているのではないかと思うんだけどどうなんだろ?
エレン足下みえてないかもしれんけど、
ラムジーが死ぬときに始祖ユミルちゃん(おそらく鳥の目)を目撃しているので、
マザーコンピュータが道クラウドにいろいろな視点をアップロードしてるかもしれないと思ってました

壁の外の人類の存在に「ガッカリした」エレン

エレンが「壁の外に人間がいるって知ってガッカリした」ってセリフが胸に刺さった。私も壁の外は自由が広がってるってワクワクしてたのに、蓋を開けてみれば壁の中と全く変わらなくて今まで以上に厄介な問題が山積みになっていてすごく落胆したのを覚えてる
「落胆した」「失望した」とか似たような言葉はたくさんあるんだろうけど今回のエレンが自分の気持ちを「ガッカリした」って言葉で表現したのが妙にリアルで凄く気持ちが伝わってきて凄く印象に残ってて、マジでキツイ
壁内の人間を殺すことが「外の世界の望み」だったから壁は破壊されてエレンの家族と故郷は失われた。
でも外の世界には悪魔なんていなかった。いたのは自分たちと同じように普通に暮らす人間だった。
だからエレンは「ガッカリした」んだよ。
自分たちの敵は悪魔だと思ってたのに。
エレンの「ガッカリした」発言、「地ならしがエレンのエゴという面も書かれて単純に正当化されなくてよかった」的な感想もわりと見かけてて個人的にはむしろ「最後まで正当化される地ならし描写」と「立ち向かうアルミン/ハンジたち」も見てみたかったわと思った
131話『地鳴らし』と42話『戦士』を較べていると、エレンの「壁の外で人類が生きていると知って… オレは ガッカリした」もライナーの「こんな奴らがいるなんて知らずにいれば…」に重なる気が。。。💭
エレンにとって
アルミンの本は「夢」を見せるもので
グリシャの本は「現実」を見せるものだったのね

世の中が夢のその通りじゃなくてガッカリした
アルミンとエレンが見てガッカリした外の世界は エルヴィンが見たかった壁外に人が存在している世界ってめちゃくちゃ皮肉だなぁ…って思いました…
・エレン「ガッカリした」
・エルヴィン団長「(笑み)」

・ケニー「 (世界がどうやら広いらしいと知った日は…) そりゃ深く傷付いたもんだ」
壁の外にも人がいるとわかってガッカリしたエレンと笑ったエルヴィンは対照的だというツイート見たけど、自分もそこはどちらかというと「自分の仮説が証明された」って嬉しさなんじゃないかなーと思った。

アルミンとアニの恋愛模様

アルアニいい感じになってるけど、アルミンの思いは本物なのかベルトルトの心なのかどっちなんだ?アニはアルミンのことどう思ってるんだろ?

進撃は結ばれそうなところを容赦なく切っているからここもなのか!?
pic.twitter.com/Vujn1WcUjf
アルミン、結晶化したアニのとこに行きだしたのって巨人継承より前からじゃなかったっけ、ベルトルトのアレと関係ないとはいえないかもだけどアルミン自身がアニに向ける感情もちゃんとあるんじゃないかなあ 確信がないので読み返さなきゃな……
その前からアルミンはアニに対して、恋愛感情ではなくても自身を認めてくれていた身内以外の特異な女の子という存在だっただろうから、ベルさん抜きにして気になる存在ではあったんじゃないかなっていう(妄想)
アニさぁ……前々から思ってたけどやっぱり女型戦以前からアルミンのこと好きだったろ……
好きだからこそ「良い人」だと思われたくてアルミンの作戦に乗ったんだろ……じゃなきゃあんなセリフ出てこないでしょ……
てかさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜アルミンはまだしもアニちゃんが赤面するとは思わんかったわ………………………イットイズ両思い???????オーケー??????
進撃って残酷な物語で今回も少年の頭半分潰れたりしてたけどいきなり少女漫画ぶち込んでくるから脳味噌パーンなるよな
アルアニ応援します

エレンが見た「自由」の景色

@aot_bl_bare
エレンだけが見た景色…あの景色からこの景色へ。
そして、121話で見せた表情からの131話で幼少期姿で満面の笑顔のままアルミンに振り返る場面読んだら、心が張り裂ける(;ω;)‼︎
もう、もう地獄が止まらない。・゜・(ノД`)・゜・。
pic.twitter.com/GQh9qpHFeQ
エレンの言う「ついにたどり着いたぞこの景色に」って、この場面を書きたくて書きたくて仕方なかった諫山先生が渾身から叫んでいそうな台詞じゃないですかね
131話のあの見開きがすごく進撃の巨人~~~っていうか、
主人公が、あの構図、あのセリフ、あの表情をしたらもうゴールでいいもののはずなのに…
エレンはそういったもののアンチテーゼというか、あんなに悲しい自由だ、のセリフにたどり着くなんてな…
エレンが「自由だ」って言ってるときが少年の頃のエレンってのがまた…
フロックとエレンの自由だを聞くと本当にたまらない気持ちになります。一周回って泣きながら笑顔でそうだね、自由だねって言ってあげたくなる(地獄絵図)
スターウォーズのEP3小説だと、パルパティーンがアナキンに「掟と責任ばかりを求めるジェダイと違い、シスになればお前の思いのままの自由を得られるぞ」って誘いを掛けて、アナキンが最初に行った自由がパダワン(ジェダイ候補の子供達)を全滅させることだったりするのを思い出す>進撃のエレン
エレンの「自由だ」、海のシーンの対比か…!無邪気に貝殻を差し出すアルミンと壁の外に絶望するエレンだ……
アルミンはエレンにとって導く者なんだよね 外の世界の本を見せて、導いた先の自由があれだよ
「自由の奴隷」「最悪のナウシカ」

今月号読んで、あの赤子に「おまえは自由だ」って言ってるラストはやっぱりグリシャ→エレンかなって思った。しんどい。
言ってるのがエレンでもしんどいけど。言うのも言われるのもしんどい…
誰にも共有せず1人で怒り狂い悲しみ落胆して謝りながら世界を滅ぼすエレンと海の向こう(夢)を海の上でも諦めないのアルミンの対比が9年前から変わってないの胸熱すぎる
今までのクールな様子から一変し、エレン自身も良心の呵責に苛まれ葛藤していた姿が描かれた。
ラムジーも名前が出たのに、容赦なく速攻で潰される。
相変わらず意味深な鳥さん達と、破壊を免れた扉。「向こう側」への扉が残されている暗示か?

pic.twitter.com/nY9hdAvriu
今月号にかすかに見えた光は、
【僕らの知らない壁の向こう側】というものがあるとするならば、
(あるとするのならば!)
また再び二人の夢は重なるのかもしれないなとおもった…
エレンのガッカリした光景も今エレンが見ている景色も早とちりなんだよな…アルミンが言うように彼らの夢見た世界はその先にあるんだよ…煽り文を信じたい…..
何回も言ってますけど、やっぱり最後に感情の変化が起こるのはエレンで間違いないと思います。
エレンは最初から何も変わっていない。
物語の最後にエレンとアルミンがまだ知らない壁の向こう側に行き、2人で旅して欲しいな

pic.twitter.com/KZVWedi6uK
GOTのラムジーと三つ目の鴉
※三つ目の鴉/ラムジー・ボルトン(ゲーム・オブ・スローンズ)

  ヒトコト感想
鳥の描写と少年の名「ラムジー」はもう…、ここでGOT(ゲームオブスローンズ)の要素を前面に絡めてくるとは胸熱ですね…!!
「少年ラムジー」はあの残虐さで強烈な印象を残したラムジー・ボルトン()
アルミンを見つめる鳥の視点とエレンの描写は「三つ目の鴉」のウォーグの能力を彷彿させますし、ともすれば時間旅行はグリーンサイト、座標がウィアウッドの木ではないかと想像.。oO( ´-`)

GOTの最終回は…個人的にも”orz”でしたが()
果たして「進撃の巨人」が完全燃焼させてくれるのか!?これは期待が膨らみます…!🙏🙏🙏

今月の作者コメント

今月の作者コメント
「見開きはほぼ最強神アシスタント様方の力で嬉しいです神。」
前回同様、isym先生(神)の熱量や拘りが表現された、素晴らしき神作画でした…!
🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️isym先生、アシスタント様方へ敬意を捧げよ!!!🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

© 諫山創・講談社/「進撃の巨人」