ユミル
© 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

この『獣の巨人の爪とユミルの生存を考察』には

別冊少年マガジン11月号(2015年10月9日発売)
【進撃の巨人】74話「作戦成功条件」までの内容が含まれます。

単行本派の方は、ネタバレ回避してくださいね(ง ˘ω˘ )ว

【進撃の巨人 74話 ネタバレ考察】獣の巨人の爪とユミルの生存を考察

猿の爪

【進撃の巨人】74話にて
”「獣の巨人」の爪が尖っている 意図的にクローズアップされている”
など話題になっていますね。

  • 獣の巨人にユミルが捕食されてしまった説
  • 獣の巨人の爪は硬貨によって尖る説

「獣の巨人」の爪の描写がユミル巨人と似ていることから、この二つの説が話題となっています。

▼▼▼
ユミル巨人
ユミルの巨人化した姿

「獣の巨人」の爪は初登場した時も尖っていたのでしょうか?
それともユミルを捕食して力を受け継いだことにより、ユミル巨人の特徴を受け継いだということなのでしょうか…?

今回は「獣の巨人」の爪とユミルの生存を検証してみたいと思います。

ユミルの生い立ちと待ち受ける未来

ユミルの最後

ユミルが最後に登場していたのは
【進撃の巨人12巻】の第50話「叫び」のラストシーンですね。

エレンの”叫びの力”によって巨人に襲われた
ライナー・ベルトルトらをユミルが助け、
シガンシナ区の壁上にて最後に会話をしています。

▶因みにこのライナー・ベルトルト・ユミルのシガンシナ区での会話シーンは
本誌には描かれていなかったの4ページ分のエピソードが加筆されています。

ユミルは生存しているのか?

ユミルの誓い

「ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ」
「私は…大勢の人の幸せのために死んであげた」

ユミルは一族を統率する立場ながら、
世界に疎まれる環境によって追い込まれ

”死んであげた”=巨人化への道を選び
その後60年もの間、巨人として彷徨っていました。

後にライナー・ベルトルトと共にいたマルセル(ベリック)を捕食し
知性巨人の力を得て壁内にて”第2の人生”を得ていますが、

sa001

【進撃の巨人第12巻】48話での会話から

「私は昔こいつら(ライナー・ベルトルト)の仲間から
「巨人の力」を盗んだ」
「こいつらの力は絶対だ 壁の中にも外にも逃げ場は無い」

”ライナー・ベルトルトらの仲間”から「巨人の力」を盗んだことが
明らかになっています。

▼▼▼さらに「このまま故郷に行けばお前はまず助からないんだぞ」
とのライナーの問いかけに対して

ユミル本人も

「里帰りのお土産になってやってんだよ
手ぶらじゃお前ら帰ってくれねぇだろ」
「女神様もそんなに悪い気分じゃないね」

と、故郷に向かえば命がないだろうと言うことを理解しています。

こうした一連の流れから
ユミルが死亡している可能性が高いと見られていましたが、

74話での猿の爪がユミルの巨人化した時の爪と似ていることから
ユミルの死亡説がさらに高い確率となったようです。

「獣の巨人」ウトガルド城での初登場編

獣の巨人

【進撃の巨人】9巻 第35話にて初登場した「獣の巨人」は
全身を体毛で覆われた猿のような風貌の巨人で、

馬を投げる獣の巨人

ウォール・ローゼ内に多数の巨人を率いて出現し
自ら囮となった調査兵団分隊長のミケに

「その武器はなんて言うんですか?」と人間の言葉で接触し、
さらに自らが率いた巨人達にも

「待った」「あ もう動いていいよ」
と人間の言葉で命令を与えています。

この時の「獣の巨人」の爪は人間の爪と同様
尖った爪ではありませんでしたが

猿の爪の硬化

その後、第38話「ウトガルド城」にて再登場し、
壁を登り壁上にいる時の「獣の巨人」の爪は

よく見ると尖っていますね…!

となると74話で猿の爪が尖っていたのは、
アニが【第8巻33話】にて硬貨させ壁を登っていたように、
恐らく獣の巨人も爪を硬貨させた状態であると思われます。

結果、ユミルを捕食したのかは定かではありませんが、
獣の巨人の爪とは関連性がないと考えられます。

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ユミルのせー

ユミルは一連の流れから、収容されているか、「故郷」の戦士に巨人の力を継承し死亡している、という確率が高いのですが、
「ユミルの民」「鰊」や「せー」発言など、この世界の成り立ちを存知していると考えられることから

【第16巻 66話「願い」】でのヒストリアの時のように、後に回想シーンなど、物語のキーポイントに再登場するのではないかと思われます。

ユミルの最後

ただ”ユミルが死亡している説”は
ライナー・ベルトルトと共に”手土産”として「故郷」に辿り着いた場合ですので、

その後「故郷」へは帰れずに、彼らがシガンシナ区に潜伏していたと
想定する場合は、生存している可能性もありますね。

結果、ユミルが生存しているかは現時点では不明ですが

ユミルの再登場するその時こそ
この世界の謎が明かされる時ではないでしょうか。