進撃の巨人の最終回の結末

2009年より連載開始され、爆発的な勢いで大ヒット漫画となった『進撃の巨人』が、ついに終わりを迎える-

2018年11月18日放送の「情熱大陸」では、最終章へ突入した『進撃の巨人』のラストネーム制作現場や「最終コマ」が明かされ、大きな反響を呼んでいます。

隠された真実と、巧妙に張り巡らされた伏線が解き明かされた、その結末とは…?

『進撃の巨人』は何巻何話で最終回を迎えるのか、そしてどのような結末になるのか、結末予想をまとめてみました。

7月21日更新
「進撃の巨人展FINAL」『最終話の音』の感想を追記


※こちらの記事は、2018年11月に作成した内容を元に更新しています
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『進撃の巨人』最終回はいつ?結末予想まとめ

進撃の巨人の名場面5年振りだな

圧倒的な力を持つ巨人と人類の攻防を描く『進撃の巨人』は、2009年9月より「別冊少年マガジン」にて連載がスタートした、諫山創先生のデビュー作です。

ダークファンタジーの中に描かれた、魅力的なキャラクターたちの群像劇、謎が謎を呼ぶ巧妙な伏線、『進撃の巨人』コミックスの国内累計発行部数は7600万部を突破し、近年ハリウッドで実写映画化も決定するなど、日本だけでなく世界中から高い評価を得ています。

そんな大ヒット漫画も連載開始から約10年の年月が経ち、物語はついに最終章へ突入と報じられ、ファンの間では早くも結末予想が話題となっています。

『進撃の巨人』は何巻・何話で最終回となり、どのような結末を迎えるのでしょうか?
様々な角度から、結末を予想してみましょう。

『進撃の巨人』は何巻で完結する?

進撃の巨人のコミックス表紙一覧

まず始めに、最終章のネームに着想したとされる『進撃の巨人』が何巻何話で完結を迎えるのか、検証していきたいと思います。

『進撃の巨人』コミックスは現在、26巻まで発売されており、最新刊コミックス27巻は2018年12月7日に発売となっています。

連載初期の見積もりでは、16巻くらいで完結するつもりだったそうですが、これまでの作者インタビューからまとめてみると、

  • 2013年「ゴング格闘技11月号」
      「『進撃の巨人』は20巻完結を⽬標にしている」
  • 2014年1月放送「夏目と右腕」
      「23巻までに完結を目指します」
  • 2014年9月「ダ・ヴィンチ10⽉号」
      「あと3年ぐらい…早く完結させたい(第24~25巻辺りで完結)」

※2019年7月12日追記

  • 2019年7月放送 ラジオ「アフター6ジャンクション」
      「最近はあと1年ちょっととかそのくらいかなぁって」

と、完結までの道のりが延びていることが伺えます。

その理由として、キャラクター数の増加に伴う感情の流れや成長過程など、物語に必要なエピソードが増えたことや、作画上のズレなどが要因とされていますが、諫山先生自身は常々「早く終わらせたい」と語られており、編集サイドも「引き伸ばしはお願いしていない」と明言していますので、大幅に巻数が増えることはないと思われます。

『進撃の巨人』の章構成

進撃の巨人コミックス全巻の表紙

『進撃の巨人』おおよその章構成

1巻~4巻 :シガンシナ没落
5巻~8巻 :トロスト区攻防戦-女型の巨人
9巻~12巻:ウトガルド城 攻防戦-エレン奪還戦
13巻~17巻:王政編
18巻~22巻:シガンシナ区決戦-世界の真相(海へ到達)


23巻~26巻:【新章】マーレ編
27巻~28巻:パラディ編
▶現在、28巻の1話(111話)まで掲載 
▼以下、仮定
29巻~30巻:パラディ編-世界大戦
31巻~34(35)巻:【最終章】世界大戦-2000年後の君へ

そして物語の最新話は、現在111話(コミックス第28巻1話目に該当)まで連載されていますが、様々なキャラクターの感情や伏線の回収に加えて、世界大戦から結末へと収束させるには、最低限1章(4~5巻)は必要になると思われます。

『進撃の巨人』は「だいたい4巻で1章、各章ごとに描くことは決まっている」と、2014年のインタビューでは語られていましたが、王政編辺りからは章構成が1章5巻と変動していますので、おおよその推測ですが、

  • 新章となる23巻のマーレ編から1章4巻区切りと仮定して34巻(138話)で完結
  • 最終章を1章5巻と仮定するなら、区切りの良い35巻(142話)で完結

となるのかも知れません。

2018年10月には、最終話についての打ち合わせが行われていますので、現在連載中の次の章(31巻(123話)~)が最終章となるのではないでしょうか。

もし34巻が最終巻と仮定するなら、連載は2021年2月に最終回を迎え、単行本は2021年4月に発売(完結)となりますが…果たして終焉となるのでしょうか?

いつまでも続いて欲しいと願う気持ちは勿論ありますが、個人的には諫山先生ご自身が思い描く展開で結末を迎えられるなら、それだけで感無量の思いです。

『進撃の巨人』最終回の結末はどうなる?

さて、おおよその巻数を予想したところで次に気になるのは、どのような結末を迎えるのか、というところですね。

まず始めに、諫山先生のこれまでのインタビューから探っていきたいと思います。

gong8
「ゴング格闘技8月号」(2016年6月発売)諫山 創×堀口恭司 対談

連載当初は読者に衝撃を与えたいという気持ちが強かったと語る諫山先生。

作者が影響を受け、作品に取り入れたとされるゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』や、退場したキャラクターが消えていくコミックスの裏表紙から、ファンの間では「絶滅ENDでループか?」という予想もされていましたが、2016年の「ゴング格闘技8月号」の対談では、「暗い結末はちょっと…」と話す堀口恭司選手に対して「年齢も重ねて違う考えも出てきました。どうなるか分からないです。」と、心境が変化したことを語られています。

雑誌フェブリでの対談
「Febri(フェブリ)Vol.42」(2017年7月発売)諌山 創×担当編集・川窪慎太郎 ロング対談

「初期の頃に考えていた結末からは大きく変わりました。」
『進撃の巨人』がより多くの方々に親しまれ、皆さんがキャラクターのことを好きになってくれたおかげで、もともと用意していたラストでは到底ダメだろうなと思ったんです。」

そして2017年7月発売の「Febri(フェブリ)Vol.42」のインタビューでは、連載初期に考えていた結末からは大きく変わり、映画「ミスト」から「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のようなピースフルなアプローチ方向へ再構築したことが明かされており、様々な作品や考え方から、その時感じたことをありのままに描いていきたいと、現在も模索されているとのことです。

諫山創先生特別インタビュー
「別冊少年マガジン8月号」諫山創先生特別インタビュー「最終回までの道筋」

因みに「Febri(フェブリ)Vol.42」のインタビューでの発言から、”連載当初に決めていた結末とは変わった”ものと捉えていましたが、同月に発売された「別冊少年マガジン8月号」のインタビューでは、「予定していた結末に向けて、アプローチの仕⽅を変えた」と発言されていますので、連載当初の結末はそのままに、アプローチする方法を変えたという意味合いではないかと思われます。

もちろん物語がさらに面白くなるのであれば、結末は大いにブレて頂いて大歓迎ですね。

結末から構築する帰納法と、キャラクターに委ねる演繹法の良いところ両方を取り入れたいとも仰っていますので、どんな風に魅せてくれるのか、今から期待が膨らみます!

『進撃の巨人』ラストシーンを飾る「最終コマ」から結末予想

進撃の巨人のラストシーンの最終コマ
「情熱大陸-漫画家・諫山創」『進撃の巨人』のラストシーン「最終コマ」

これらの思考をふまえた上で、物語の結末を予想してみましょう。

2018年11月18日(日)に放送されたドキュメンタリー番組「情熱大陸」では、作者・諫山創先生が登場し、最終章の打ち合わせ現場から『進撃の巨人』のラストシーンを飾る「最終コマ」のイメージが公開されました。

諫山先生が胸の内に秘めていたとされる、その「最終コマ」には、ある人物が子を抱き「お前は自由だ…」と語りかけています。

変わる可能性はあると仰っていますが、現時点で諫山先生が思い描く『進撃の巨人』のラストシーンのイメージが、この「最終コマ」に表現されています。

情熱大陸の最終章の打ち合わせ場面
「情熱大陸-漫画家・諫山創」最終話の打ち合わせ場面

また2018年10月に行われた「最終話の打合せ」での会話では、「オレは凄い…と父親を越えていく」(ナレーションが重なり聞き取れない部分もあり)という最終話に向けてのイメージらしき発言も見受けられます。

▼「最終コマ」から読み取れる状況として

進撃の巨人の最終コマのカット

  • 父親を越える出来事がある
    [※エレンが越えるべき存在(候補):父グリシャ、兄ジーク、ダークサイドエレン]
  • 「お前『は』自由だ」
    → 赤子(希望の象徴)は自由になれた
    → 子を抱いている人物は自由ではない
  • 人物と子は誰(誰の子)か不明
※「エレンが越えるべき存在」については、公式ガイドブック「ANSWERS」の作者インタビューにて、「エレンが越えるべき存在を乗り越えることで物語が完結する」と語られており、その存在は「今後の展開で見えてくるようにしたい」と明かしています。

といったことが伺えます。

では、この人物と赤ん坊は何者なのでしょうか?

ネット上やコメントでの予想では、「エレンとヒストリアの子」「グリシャとエレン」「エレンとエレンの子」という意見が多く見られましたので、検証していきましょう。

最終コマの予想その①「エレンとヒストリアの子」

身籠ったヒストリア
『進撃の巨人』第27巻107話「来客」より

まず「エレンとヒストリアの子」として仮定してみましょう。

赤ん坊というと、読者を驚愕させたヒストリアの懐妊が連想されますね。

生まれながらに巨人継承の宿命を背負った王家の子を、エレンが解放し、お前は自由だと告げている-そんな結末にもとれそうです。

最終コマの予想その②「グリシャとエレン」

グリシャとエレン

次に「グリシャとエレン」と仮定した場合、エレンの父グリシャは既に死亡していますので、「エレンが産まれた時にループする」、または「赤ん坊のエレンを抱えたグリシャが『お前は自由だ』と告げている」光景を、エレンが『記憶』を通じて見ている、といった結末が考えられます。

自由を求めて戦い進み続けた「進撃の巨人」の最期の記憶は、この世に産まれたエレンに自由を与えたグリシャとカルラの愛情となるのかもしれません。

最終コマの予想その③「エレンとエレンの子」

上着を羽織るエレン
『進撃の巨人』第27巻110話「偽り者」より

最後に「エレンとエレンの子」と仮定した場合、父親を越えて自由を勝ち取り寿命を迎えるエレンが、次世代となる赤子を抱き未来を託す-そんな結末が浮かんできます。

”希望の象徴”とされる赤ん坊の描写は、人類滅亡の終幕ではなく、これからも人類が存続していくという可能性を示唆しているようにも思えますね。

▼▼▼
自由と自己責任
『進撃の巨人』第24巻97話「手から手へ」より

個人的に「最終コマ」を一見した限りでは、絵面的に「グリシャとエレン」ではないかと思いましたが、『進撃の巨人』における「自由」とは、自分で選択し進み続けた結果であり、作品を象徴する一貫したテーマであると思えることから、「お前は自由だ」と言っている人物は、主人公のエレンではないかと捉えています。

そして赤ん坊が誰の子かは、「最終コマ」がいつ頃の設定なのか(ヒストリアの出産後~エレンの寿命とされる2000年後(現時点でのエレンの寿命:残り4年弱)によってまた変わってくるかと思いますが、「エレンの子」もしくは王家の血を引く「ヒストリアの子」ではないかと想像しています。

その理由として、これから産まれてくるヒストリアの子の役割が不明確であることや、主人公を軸に物語が次世代へ移行しようしていることがあげられますが、エレンが自分の選択で戦い、呪縛から勝ち取った「自由」だからこそ、『お前は自由だ』という言葉が響くように思えます。

『進撃の巨人』最終結末の予想

巨人が街を襲う

現在、物語は111話(28巻1話)まで展開しており、世界の真相が明らかとなったエレンたちパラディ勢は、イェレナら義勇兵から得た知識によって武器や兵力、港や鉄道といった技術を発展させ、ジークの秘策のもと「地鳴らし」による外交を確立させようとしています。

▼「最終コマ」から予想してみると

地ならし発動


巨人の力を持つエルディア人と世界人類による「世界大戦」が勃発し、争いの歴史を繰り返す人類は、超大型巨人群の「地鳴らし」で踏み鳴らされ、平らな地表と化す

エルディア人をユミルの呪い(巨人の力)から解放し、負の連鎖を終わらせたエレンは、次世代となる赤子に未来を託し寿命を迎える-

そんな結末を迎える可能性も考えられますね。

この「最終コマ」に辿り着くまでの道のりは想像し難いですが、一つの完結の形として「絶望の中にも希望が見える」ラストシーンになるのではないでしょうか。

「進撃の巨人展 FINAL」の『最終話の音』から結末を考察

進撃の巨人の最終話の音

2018年11月にTV放映された「最終コマ」に続き、2019年7月より開催された原画展「進撃の巨人展 FINAL」では、初公開となる『最終話の音』が公開されました。

諫山先生が現在予感している最終話の風景から、その音像を表現したとされる『最終話の音』の光景とはどのようなものでしょうか?

実際に体感してきた「最終話の音」を要約してみました。

世界ものがたりが終わる「最終話の音」

進撃の巨人の終わりの音

「さあ 耳をすまそう。世界ものがたりが終わる音が聞こえる-」

「ゴォォォオオオ・・・!」
次第に大きく響き渡っていく、地鳴りのような音、吹き荒れる旋風

津波の如く、巨大な何かが一気に押し寄せるような轟音に
雷鳴・悲鳴のような声が入り混じっています

「ドンッ・・ドンッドンッドンッ」
銃声(大砲?)の砲撃音が幾度か鳴り響く
その背後では「ポコポコ」と水のような音

そして
大勢の悲鳴が、地鳴りとともに 大きな渦に取り込まれていくかのように遠ざかっていきます


やがて地鳴りは静まり
「パチパチ・・」と火が燃えるような音

それと同時に
「ウィンウィンウィンウィン・・」
(チリチリチリ・といった鈴のような音も重なっている)
と、何かが(飛行船?)移動していくような機械音が響いていく


「タッタッ」足音
「パシュッ・・パシュッ パシュッ」
立体起動のアンカーが発射される(3回=3人?)

雷雲の中を突き進んでいるような音

「エレン!」と叫ぶアルミンの声

新しい終わりが生まれようとしている

「新しい終わりが生まれようとしている」


※個人的解釈による音の表現のため、聞こえ方が変わる可能性があります。

注目点

  • 『最終話の音』は、「最終コマ」に至る前の「クライマックスのシーン」を表現したもの
    (ラジオ「アフター6ジャンクション(2019年7月放送)」作者談)
  • アルミンの「エレン!」の一言は、ニュアンスが物凄く大事なので、声優さん(CV:井上 麻里奈)に状況はざっくりと伝えている
    (「進撃の巨人展 新聞」作者談)

『最終話の音』の風景では、地鳴りとともに銃声や悲鳴が鳴り響き、やがて大きな渦に取り込まれていくかのように収束したのち、「エレン!」と叫ぶアルミンの台詞で終結しています。

ラストシーンの一端となる音像を体感してまず感じたことは、クライマックスも壮絶な戦いが続き、何かに取り込まれていくような大変動が起こるといった印象でしょうか。

あくまでも個人的な解釈になりますが、この音像から読み取れる状況として、

  • 地鳴りのような轟音とともに人々が大きな渦(大洪水)に取り込まれ、天地を揺るがす大変動が起こる

    (※映画「ディープ・インパクト」の大津波が街を飲み込んでいくイメージ)

  • その変動にはエレンが関わっている(または引き起こしている)
  • アルミン(+2名)はその様子を見守った後、立体起動でエレンの元へ向かっている

と、このような背景が伺えます。

そしてこの時の「エレン!」というアルミンの叫び声は、必死に訴えかけているかのような 渾身の力を込めた表現で、その声のニュアンスから、エレンの命が失われているのか、座標の中に取り込まれてしまったのか、何かしら危機迫る状況であることが察せられます。

地ならし発動

「最終コマ」からの予想

巨人の力を持つエルディア人と世界人類による「世界大戦」が勃発し、争いの歴史を繰り返す人類は、超大型巨人群の「地鳴らし」で踏み鳴らされ、平らな地表と化す

エルディア人をユミルの呪い(巨人の力)から解放し、負の連鎖を終わらせたエレンは、次世代となる赤子に未来を託し寿命を迎える-

「最終コマ」から、このような結末になるのではないかと前述しましたが、『最終話の音』から想像すると、クライマックスは『エレンが座標との接点を閉じて、巨人の力から解放している』風景のように感じられました。

そのように捉えると、「最終コマ」のカットは「進撃の巨人」最後の継承者となるエレンが最期に見た『記憶』なのかも知れませんね。

▼▼▼▼▼

クライマックスはすぐそこにある

この記事を読まれている貴方は、どんな結末を想像しましたか?

2009年の連載開始から10年が経ち、『進撃の巨人』の物語やキャラクターとともに、諫山先生ご自身も作家として成長されている様が窺えます。

そんな諫山先生が選択する『進撃の巨人』の終焉とは、一体どのような結末を迎えるのか。

物語が終わる最後まで、『進撃の巨人』に心臓を捧げ続けましょう!