【進撃の巨人】最終回の結末とは?「最終コマ」から最終話を考察<結末予想まとめ>
2009年より連載開始され、爆発的な勢いで大ヒット漫画となった『進撃の巨人』が、ついに終わりを迎える-
2018年11月18日放送の「情熱大陸」では、最終章へ突入した『進撃の巨人』のラストネーム制作現場や「最終コマ」が明かされ、大きな反響を呼んでいます。
隠された真実と、巧妙に張り巡らされた伏線が解き明かされた、その結末とは…?
『進撃の巨人』は何巻で最終回を迎えるのか、そしてどのような結末になるのか、結末予想をまとめてみました。
『進撃の巨人』最終回はいつ?結末予想まとめ
圧倒的な力を持つ巨人と人類の攻防を描く『進撃の巨人』は、2009年9月より「別冊少年マガジン」にて連載がスタートした、諫山創先生のデビュー作です。
ダークファンタジーの中に描かれた、魅力的なキャラクターたちの群像劇、謎が謎を呼ぶ巧妙な伏線、『進撃の巨人』コミックスの国内累計発行部数は7600万部を突破し、近年ハリウッドで実写映画化も決定するなど、日本だけでなく世界中から高い評価を得ています。
そんな大ヒット漫画も連載開始から約10年の年月が経ち、物語はついに最終章へ突入と報じられ、ファンの間では早くも結末予想が話題となっています。
『進撃の巨人』は何巻・何話で最終回となり、どのような結末を迎えるのでしょうか?
様々な角度から、結末を予想してみましょう。
『進撃の巨人』は何巻で完結する?
まず始めに、最終章のネームに着想したとされる『進撃の巨人』が何巻何話で完結を迎えるのか、検証していきたいと思います。
『進撃の巨人』コミックスは現在、26巻まで発売されており、最新刊コミックス27巻は2018年12月7日に発売となっています。
連載初期の見積もりでは、16巻くらいで完結するつもりだったそうですが、これまでの作者インタビューからまとめてみると、
2013年「ゴング格闘技11月号」
2014年1月放送「夏目と右腕」
2014年9月「ダ・ヴィンチ10⽉号」
と、完結までの道のりが延びていることが伺えます。
その理由として、キャラクター数の増加に伴う感情の流れや成長過程など、物語に必要なエピソードが増えたことや、作画上のズレなどが要因とされていますが、諫山先生自身は常々「早く終わらせたい」と語られており、編集サイドも と明言していますので、大幅に巻数が増えることはないと思われます。
『進撃の巨人』の章構成
1巻~4巻 シガンシナ没落
5巻~8巻 トロスト区攻防戦-女型の巨人
9巻~12巻 ウトガルド城 攻防戦-エレン奪還戦
13巻~17巻 王政編
18巻~22巻 シガンシナ区決戦-世界の真相(海へ到達)
23巻~26巻 【新章】マーレ編
27巻~28巻 パラディ編
▶現在、28巻の1話(111話)まで掲載
▼以下、仮定
29巻~30巻 パラディ編-世界大戦
31巻~34(35)巻【最終章】世界大戦-2000年後の君へ
そして物語の最新話は、現在111話(コミックス第28巻1話目に該当)まで連載されていますが、様々なキャラクターの感情や伏線の回収に加えて、世界大戦から結末へと収束させるには、最低限1章(4~5巻)は必要になると思われます。
『進撃の巨人』は「だいたい4巻で1章、各章ごとに描くことは決まっている」と、2014年のインタビューでは語られていましたが、王政編辺りからは章構成が1章5巻と変動していますので、おおよその推測ですが、新章となる23巻のマーレ編から1章4巻区切りと仮定して34巻(128話)で完結、もしくは1章5巻と仮定するなら区切りの良い35巻(132話)で完結となるのかも知れません。
ちなみに34巻が最終巻と仮定するなら、連載は2020年6月に最終回を迎え、単行本は2020年8月に発売となりますが…、果たして2020年のオリンピック前に終焉となるのでしょうか?
いつまでも続いて欲しいと願う気持ちは勿論ありますが、個人的には諫山先生ご自身が思い描く展開で結末を迎えられるなら、それだけで感無量の思いです。
『進撃の巨人』最終回の結末はどうなる?
さて、おおよその巻数を予想したところで次に気になるのは、どのような結末を迎えるのか、というところですね。
まず始めに、諫山先生のこれまでのインタビューから探っていきたいと思います。
「ゴング格闘技8月号」(2016年6月発売)諫山 創×堀口恭司 対談
連載当初は読者に衝撃を与えたいという気持ちが強かったと語る諫山先生。
作者が影響を受け、作品に取り入れたとされるゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』や、退場したキャラクターが消えていくコミックスの裏表紙から、ファンの間では「絶滅ENDでループか?」という予想もされていましたが、2016年の「ゴング格闘技8月号」の対談では、「暗い結末はちょっと…」と話す堀口恭司選手に対して「年齢も重ねて違う考えも出てきました。どうなるか分からないです。」と、心境が変化したことを語られています。
「Febri(フェブリ)Vol.42」(2017年7月発売)諌山 創×担当編集・川窪慎太郎 ロング対談「初期の頃に考えていた結末からは大きく変わりました。」
『進撃の巨人』がより多くの方々に親しまれ、皆さんがキャラクターのことを好きになってくれたおかげで、もともと用意していたラストでは到底ダメだろうなと思ったんです。」
そして2017年7月発売の「Febri(フェブリ)Vol.42」のインタビューでは、連載初期に考えていた結末からは大きく変わり、映画「ミスト」から「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のようなピースフルなアプローチ方向へ再構築したことが明かされており、様々な作品や考え方から、その時感じたことをありのままに描いていきたいと、現在も模索されているとのことです。
「別冊少年マガジン8月号」諫山創先生特別インタビュー「最終回までの道筋」
因みに「Febri(フェブリ)Vol.42」のインタビューでの発言から、”連載当初に決めていた結末とは変わった”ものと捉えていましたが、同月に発売された「別冊少年マガジン8月号」のインタビューでは、 と発言されていますので、連載当初の結末はそのままに、アプローチする方法を変えたという意味合いではないかと思われます。
もちろん物語がさらに面白くなるのであれば、結末は大いにブレて頂いて大歓迎ですね。
結末から構築する帰納法と、キャラクターに委ねる演繹法の良いところ両方を取り入れたいとも仰っていますので、どんな風に魅せてくれるのか、今から期待が膨らみます!
『進撃の巨人』ラストシーンを飾る「最終コマ」から結末予想
「情熱大陸-漫画家・諫山創」『進撃の巨人』のラストシーン「最終コマ」
これらの思考をふまえた上で、物語の結末を予想してみましょう。
2018年11月18日(日)に放送されたドキュメンタリー番組「情熱大陸」では、作者・諫山創先生が登場し、最終章の打ち合わせ現場から『進撃の巨人』のラストシーンを飾る「最終コマ」のイメージが公開されました。
諫山先生が胸の内に秘めていたとされる、その「最終コマ」には、ある人物が子を抱き「お前は自由だ…」と語りかけています。
変わる可能性はあると仰っていますが、現時点で諫山先生が思い描く『進撃の巨人』のラストシーンのイメージが、この「最終コマ」に表現されています。
「情熱大陸-漫画家・諫山創」最終話の打ち合わせ場面
また「最終話の打合せ」での会話では、「オレは凄い…と父親を越えていく」(ナレーションが重なり聞き取れない部分もあり)という最終話に向けてのイメージらしき発言も見受けられます。
▼「最終コマ」から読み取れる状況として

- 父親を越える出来事がある
[※エレンが越えるべき存在(候補):父グリシャ、兄ジーク、ダークサイドエレン] - 「お前『は』自由だ」
→ 赤子(希望の象徴)は自由になれた
→ 子を抱いている人物は自由ではない - 人物と子は誰(誰の子)か不明
といったことが伺えます。
では、この人物と赤ん坊は何者なのでしょうか?
ネット上やコメントでの予想では、「エレンとヒストリアの子」「グリシャとエレン」「エレンとエレンの子」という意見が多く見られましたので、検証していきましょう。
最終コマの予想その①「エレンとヒストリアの子」
まず「エレンとヒストリアの子」として仮定してみましょう。
赤ん坊というと、読者を驚愕させたヒストリアの懐妊が連想されますね。
生まれながらに巨人継承の宿命を背負った王家の子を、エレンらが解放し、お前は自由だと告げている-そんな結末にもとれそうです。
最終コマの予想その②「グリシャとエレン」
次に「グリシャとエレン」と仮定した場合、エレンの父グリシャは既に死亡していますので、「エレンが産まれた時にループする」、もしくは自由を勝ち取ったエレンが「赤ん坊のエレンにグリシャが『お前は自由だ』と告げている光景を『道(記憶)』を通じて見ている-」といった結末が考えられます。
最終コマの予想その③「エレンとエレンの子」
「エレンとエレンの子」と仮定した場合、父親を越えて自由を勝ち取ったエレンが、次世代となる赤子を抱き未来を託す-そんな結末が浮かんできます。
あくまでも想像になりますが、『進撃の巨人』における「自由」とは作品を象徴する一貫したテーマであることから、「お前は自由だ」と言っている人物は、やはり主人公のエレンではないかと捉えています。
そして”希望の象徴”とされる赤ん坊の描写は、人類滅亡の終幕ではなく、これからも人類が存続していくという可能性を示唆しているように思えます。
赤ん坊が誰の子かは、「最終コマ」がいつ頃なのか(ヒストリアの出産後~エレンの寿命とされる2000年後(現時点でのエレンの寿命:残り4年弱)によってまた変わってくるかと思いますので、個人的にはエレンと「エレンの子」もしくは王家の血を引く「ヒストリアの子」ではないかと想像しています。
『進撃の巨人』結末予想
現在、物語は111話(28巻1話)まで展開しており、世界の真相が明らかとなったエレンたちパラディ勢は、イェレナら義勇兵から得た知識によって武器や兵力、港や鉄道といった技術を発展させ、ジークの秘策のもと「地鳴らし」による外交を確立させようとしています。
▼「最終コマ」から予想してみると

巨人の力を持つエルディア人と世界人類による「世界大戦」が勃発し、争いの歴史を繰り返す人類は、超大型巨人群の「地鳴らし」で踏み鳴らされ、平らな地表と化す
エルディア人をユミルの呪い(巨人の力)から解放し、負の連鎖を終わらせたエレンは、次世代となる赤子(我が子)に未来を託し寿命を迎える-
そんな結末を迎える可能性も考えられますね。
この「最終コマ」に辿り着くまでの道のりは想像し難いですが、一つの完結の形として「絶望の中にも希望が見える」ラストシーンになるのではないでしょうか。
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この記事を読まれている貴方は、どんな結末を想像しましたか?
2009年の連載開始から10年が経ち、『進撃の巨人』の物語やキャラクターとともに、諫山先生ご自身も作家として成長されている様が窺えます。
そんな諫山先生が選択する『進撃の巨人』の終焉とは、一体どのような結末を迎えるのか。
物語が終わる最後まで、『進撃の巨人』に心臓を捧げ続けましょう!
詳しい資料をありがとうございます!
ヒストリアがフリーダに読んでもらっていた絵本のフードをかぶった大地の悪魔が、どうしても110話ラストのエレンとダブって見えてしまう。エレンの心臓を受け取るのはヒストリアなのかな。(アニメの方の絵本は逆に、クリスタという少女が大地の悪魔にリンゴを差し出しているようにも見える)。
例の最終コマは、エレンがエレンを抱いてるのかなと思ったんだけど、ヒストリアがこれからの大きな鍵になるように思えてきて、ヒストリアの子供をエレンが死の間際に抱いているようにも見えてきた。
ミカサー(;_;)
エレンが産まれた時の自分に「お前は自由だ」って言っているのもラストとしてドラマチックですよね。それもありな気がしてきました。
絵本の悪魔がエレンとダブるのは、黒い上着を羽織る場面がモロダークサイドに描いてるからだと思う。
いずれにせよ、ヒストリアの子供はこれからの展開のキーポイントになるはず。ヒロインのミカサの動向も注目してます。
やっぱり、世界大戦はあるのでしょうか((TT))。その世界大戦を防ぐためにジークの秘策があるのかなと勝手に考えてました…。2期EDがあんな感じだし、ピクシスも「イェーガー派とて先々世界とやり合うことを考えておるなら」と発言してたし…。
秘策って、もしかして、巨人を人間に戻す方法なのかなあ?だとしたら、壁の巨人を含め、パラディやマーレのユミルの民全員が無垢の巨人になり世界を蹂躙、まっさらな世界になったところで、秘策発動。エルディア人だけの帝国の出来上がりw
知性巨人はなくなり、記憶改竄で自分のことをみんなの記憶から消した後、お前は自由だと赤子に託しエレン死ぬ。なーんちゃって、ね…((TT))w
お前は自由だと言うセリフですが、
大人のほうがエレンだと仮定すると、エレンは巨人の力をめっちゃ継承したり、戦場に駆り出されたり子供の頃に両親が死んだり(父親を食べる)などいろいろあったのでそれを自分が自由でないと言っているのではないでしょうか。今自由でも子供の頃は帰ってこないし、ユミルの呪いでもうすぐ死んでしまうとか。(例えば全巨人を継承などで)ユミルの呪いが解けたとしてもそれまでの出来事が壮絶でそれを皮肉ってる?ということなのかなとも思いました。
エレンがあの最終コマからも自由でないというのはユミルの呪いや巨人継承者を処刑などが発生しない限り考えにくいのでわたしはこの考えを押します。
エレンの子供も考えにくいかなと思います。以下の考察ネタバレ注意です。
赤ちゃんは、
全く関係ない赤子
巨人能力を継承した(ランダム継承での)赤子
エレンの子供
ヒストリアなどエレンの知人(?)の子供
(最後コマがグリシャと仮定すると)エレンの幼少期
のなかだと思われます。
1つ目全く関係ない赤子
まあ不審者になるのでないですよね笑
2つ目巨人を継承した赤ちゃん
これですが、継承能力がエレンが持ってる能力だと矛盾してしまいます(エレンが死亡し最終こまの大人のほうがジャンなどの可能性も結構ありますが)。なのであるとすれば顎や獣、鎧などですがこれらは継承先予定がそれぞれあるし顎などはエレンに食われそうなのでないかと。
3つ目エレンの子供
現時点での最新刊27巻においてエレンが、ミカサのことをずっと嫌いだった、と言っている描写があったと思います。
その時点でエレンとミカサがゴールインは考えにくいと。まあエレンが、自分がもうすぐ死ぬからミカサが可哀想とおもってわざと振った可能性もありますが。なのでエレンの子供とは思いません(エレンとフラグ立ってたキャラはミカサとヒストリアくらいですがヒストリアは幼馴染ともう妊娠しちゃってるので)。
4つ目エレンの知人の赤子
あるとすればヒストリアの子供ですよね。それ以外は時期的にありえないと思います。ヒストリアは女王だし妊娠してるから戦ってないですけど、他のキャラはほとんど戦ってるし、おそらくすべてが丸く(?)収まってあのシーンのなると思われるので妊娠するとすれば終戦後になります。そうなると妊娠期間がめちゃ短くなってしまうので。
5つ目グリシャ&エレン幼少期
ありえますが、もはや今だとグリシャは空気みたいに忘れられてるし、作者諫山創さんがループ作品のパクリ(それにハマってて進撃描いたとかなんとか)と言ってたのでループはないかと。ループ回避のために道とかいう概念とかエレンさん二人(イェーガーとクルーガー)だしたという考察多いですし。
まとめると個人的に考えられる説は
*サブキャラ(ジャンなど)&エレンの巨人能力継承赤子
*エレン&ヒストリア
だと思います
⇡ごめんなさい
返信最後から2行目の
*エレン&ヒストリア
は
*エレン&ヒストリアの子供
です
検索から辿り着きましたが、多角的に考察されていて、情報も分かりやすくて素晴らしいですね。
ブログ主さんの作品への愛情が感じられます。
自分はグリシャがエレンに言っている場面かと思っていましたが、いわゆるループ説は生死をかけて戦っている戦記物の物語が陳腐なものになってしまうので、考えが変わってきました。
色んな考察を知れて面白い。
素晴らしい考察をありがとうございます。
目的を遂げて死にゆくエレンが、父グリシャの記憶を見ているのかなと思いました。
キース教官が「お前は父親が望んだようにその命を燃やし、壁の外で燃え尽きるのだろう。」と言っているシーンがありました。
父親ができなかったことを成し遂げ、「父さん、俺は遂にやったよ」と、自分が生まれたときの父親の記憶を見ながら父親に語りかけるのかなと。
考えてみたらエレンは巨人化し戦っている時よく「俺は自由だ」といってたように思います。。トロスト区の壁の穴を大岩で塞いだ時。アニを捕縛したとき我を忘れながら。
まるでエレンの潜在意識にそう刷り込まれているかのようでしたね。まだ全然自由じゃないのに。
父親にそう語りかけられながら育ったのかも。いつの時代にも自由を求めて戦ってきた「進撃の巨人」を継承したことも関係してるかもしれませんが。
組み立て体操を見てふと考えたのですが
自分はラスト、エレンは巨人達を動かして成層圏まで達する櫓を組んで登って
宙空に有る座標…即ち創造主、地球人類の残した人口衛星?みたいなのに行って巨人システムをリセットするのではないでしょうか
つまり無垢巨人宇宙エレベーター説
あの映画のラストの様にどこかで現在の我々に繋がるんではないかと思います。巨人リセットして、自分の子供に自由だよ、と言うんではないかと。
いきなりSFみたいな概念を持ってきててびっくりw
こういうぶっ飛んでる感じのやつ好き