『進撃の巨人』最大の決戦となる「ウォール・マリア最終奪還作戦」とは、どのような展開なのでしょうか?
「人類対巨人」の、壮絶な戦いの全貌をまとめてみました。
『進撃の巨人』ウォール・マリア最終奪還作戦の展開まとめ
「ウォール・マリア最終奪還作戦」
”どちらかが滅ぶまで殺し合う、人類と巨人の生き残りを賭けた闘い”
『進撃の巨人』第18巻73話「はじまりの街」から~第21巻84話「白夜」にて描かれた「ウォール・マリア最終奪還作戦」は、エレンの生家・イェーガー家の地下室を巡る調査兵団と、獣の巨人ら壁外勢力との戦いを描いた「人間対巨人」の最終決戦です。
それぞれの夢と未来を懸けた壮絶な決戦から、戦いの果てにエレンたちが見た真実とは…?
「ウォール・マリア最終奪還作戦」の戦闘展開から新兵器など、キャラクターの見どころも交えて見ていきましょう。
「ウォール・マリア最終奪還作戦編」あらすじ年表
「ウォール・マリア最終奪還作戦」準備期間 | |
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第17巻 70話~ |
■ 王政クーデターその後~奪還作戦への準備期間
▶アニメ49話はここまで |
「ウォール・マリア最終奪還作戦」開戦<アニメ50話~> | |
第18巻73話・74話 |
■ トロスト区からシガンシナ区へ移動
■ ウォール・マリア最終奪還作戦開始 |
「二つの戦局」に分かれて戦闘開始 | |
第19巻75話~ |
■ 二つの戦局
●シガンシナ区側:エレン巨人と鎧の巨人が交戦 ●ウォール・マリア側:獣の巨人の投石攻撃が兵士と馬を襲う シガンシナ区側
ウォール・マリア側
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アルミンの陽動作戦 | |
第20巻 |
シガンシナ区側
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ウォール・マリア奪還に成功 | |
第21巻83話84話 |
「獣の巨人」ジークの撤退
命の選択
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グリシャの地下室 | |
第21巻85話 |
グリシャの地下室へ
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「ウォールマリア最終奪還作戦」の目的とは?
「ウォール・マリア最終奪還作戦」互いの目的
■ 調査兵団の目的
- ウォールマリア領土の奪還
- イェーガー家の地下室に眠る「真実」を解明する
■ 「獣の巨人」側の目的
- エレンの持つ「座標の力」の奪還
「ウォール・マリア最終奪還作戦」の目的は、調査兵団の悲願であるウォール・マリア領土の奪還、そしてエレンの生家の地下室に眠る「世界の真実」を手にすることです。
まずはシガンシナ区を目指すべく、巨人領域となっているウォール・マリアを、巨人が眠る夜の間に移動していくこととなります。
『進撃の巨人』第9巻37話より
この『少数隊で夜間に作戦を決行し、エレンの硬質化でウォール・マリアの穴を塞ぐ』という作戦は、第9巻37話のハンジとアルミンによって既に立案されていましたが、エレン奪還や王政クーデターなどを経てようやく決行されることとなりますね。
そして調査兵団の行く手を待ち構えている、「獣の巨人」率いるライナー・ベルトルトたち巨人勢力。
『進撃の巨人』第17巻72話「奪還作戦の夜」より
「ウォール・マリア最終奪還作戦」では、第1巻3話「解散式の夜」を想起させる意図的な構図も用いられており、過去のトロスト区防衛戦の時同様、多くの犠牲者が出ることが開戦前から予想されてきましたが、果たして人類は生き残ることができるのでしょうか…?
まず始めに、調査兵団、そして「獣の巨人」率いる壁外勢力の主な戦力をまとめていきます。
「ウォール・マリア最終奪還作戦」主な戦力図
- 新兵器「雷槍」
- エレンの「座標」と巨人化の錬度
- リヴァイに託された「巨人化の薬」
新兵器「雷槍」
調査兵団の有力な戦力として、「雷槍(らいそう)」という新兵器が登場しました。
この「雷槍」は、マルロ曰く「あの槍の威力があれば巨人なんて紙くず同然だ!」と絶賛するほど攻撃力の高いの兵器のようですので、期待が持てますね!
© 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 この『新兵器の考察<兵器・装備まとめ>』には 別冊少年マガジン1月号(2016年12月9日発売)の 【進撃の巨人】第76話「雷槍」 までの内容が含まれます。単行本派の方は、ネ …
エレンの座標の力と巨人化の錬度
次に注目すべき戦力として、エレンの座標の力と巨人化の錬度があげられます。
現時点のエレンではまだ経験が足りないようですが、「ヤツが完全な座標の力を身につけた後では手遅れだ」とのライナーの台詞通り、「座標」を完全に使いこなすにも経験(錬度)が必要であり、その真価を発揮することが出来れば、獣の巨人が持つ能力よりも遥かに高い力を発揮できる可能性があります。
リヴァイに託された「巨人化の薬」
「…これを使用する際はどんな状況下かわからない。つまり現場の判断も含めて君に託すことになりそうだ」
「状況によっては誰に使用するべきか、君が決めることになる」
そしてリヴァイに託された「巨人化の薬」は、いつどんな状況で誰に使用することになるのでしょうか。
エルヴィンに巨人化注射を打ち延命させるという説もあり得るか…?と思いましたが、たとえ巨人化して延命できたとしても現状では知性巨人を捕食しなければ人間には戻れませんので、そう上手く捕食出来るはずもなく、エルヴィンは無知性巨人のまま戦力外となる可能性が高いと思われます。
今回の闘いでは使用されるのか不明です。
「獣の巨人」壁外勢力の戦力
- 新たな知性巨人「四足歩行巨人」と大型巨人たち
- 鎧の巨人と超大型巨人(ライナー・ベルトルト)
- 知的巨人の脳を移行する能力
- 獣の巨人の未知数の能力
新たな知性巨人「四足歩行巨人」と大型巨人たち
新たに登場した「四足歩行型」は、四つ這いで背中に樽や木箱などの荷物を積んでいることから、ライナーたちに調査兵団の接近を伝えた斥候ではないかとエルヴィン団長が判断しています。
「四足歩行型」はモブ的な見た目とは裏腹に、戦闘展開を支援する役割がありそうです。
鎧の巨人と超大型巨人(ライナー・ベルトルト)
75話「二つの戦局」にてエレン巨人と戦うこととなった鎧の巨人(ライナー)、そしてどこかに潜伏するベルトルト(おそらく「四足歩行巨人」の積荷の右手前の樽の中に潜伏している模様)。
「進撃の巨人」第11巻でのエレン巨人VS鎧の巨人(ライナー)の戦闘では、ベルトルトの奇襲がなければあと一歩のところまで追い詰めていたことから、1対1の格闘戦ならエレンに勝機もありそうです。
知的巨人の脳を移行する能力
知性巨人の新たな能力として、ライナーが「脳機能」を移行することで窮地を逸しています。
「脳機能」の移行についての理屈はよく分かりませんが、巨人化の練度によって身につけられる能力なのか、また、弱点である「うなじ」部分も移行出来るのか…その応用性も気になりますね。
獣の巨人の未知数の能力
- 人間を巨人化させ、言葉で操ることができる能力
- 部分的に硬質化できる能力
- ”さる”のような風貌から見られる特殊能力
一番手強いと思われる戦力はやはり「獣の巨人」の未知数の能力ですね。
「
と、リヴァイ兵長の人類最強の戦力をよく知っているはずのライナーが、到底敵わないと言い切っていますので、調査兵団にとって最大の脅威となりそうです。
それでは「ウォール・マリア最終奪還戦」の展開を見ていきましょう!
①「ウォール・マリア最終奪還戦」開戦!
- 全員がフードで顔を隠してエレンをカモフラージュし、シガンシナ区の外門を硬質化で塞ぐ
- 壁に潜んでいたライナーを発見するも仕留められず巨人化
- 同時にウォール・マリア内に潜伏していた「獣の巨人」や無知性巨人らが一斉に巨人化する
『進撃の巨人』第18巻73話「はじまりの街」から展開する「ウォール・マリア最終奪還戦。
トロスト区から出発し、巨人の眠る夜間にウォール・マリアを移動した調査兵団は、夜明け前にシガンシナ区へ到着します。
敵にエレンの位置が特定できないよう、100人もの調査兵団全員がフードで顔を隠しながらカモフラージュしながら、エレン達はシガンシナ区の外門を目指します。
そして5年前、超大型巨人によって破壊されたシガンシナ区の外門を、エレン自身の硬質化の力で塞ぐことに成功します。
そして内門を塞ごうとしたその時、アルミンの知恵により壁の中に潜伏していたライナーを発見!
と同時に獣の巨人と巨人らが出現し、獣の巨人がシガンシナ区内門を岩で塞ぎ、調査兵団の退路を断ちます。
さらに2~3m級の巨人らが一斉に馬を狙い進軍。
鎧の巨人(ライナー)も馬に狙いを定めますが、ここでエルヴィン団長が馬を死守するため、巨人化したエレンを囮に鎧の巨人をシガンシナ区側へ誘い込みます。
②「二つの戦局」シガンシナ区側:エレン巨人と鎧の巨人が交戦
二つの戦局
- 「鎧の巨人 VS エレン」エレンを援護するハンジ班
- 「獣の巨人 VS 調査兵団」馬を死守するマルロ達新兵と調査兵 + 獣の巨人を狙うリヴァイ
シガンシナ区側-
巨人化したエレンと、鎧の巨人の格闘戦が繰り広げられます。
エレンの格闘術と硬質化パンチによってライナーは追い込まれ、”もはやこの手を使うしか―”と奥の手を仄めかした瞬間
ハンジらが新兵器「雷槍」をに打ち込み、ライナーに止めを刺します!
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③「二つの戦局」シガンシナ区側:ベルトルトとの対話
最期とも思われる「叫び」を上げたライナー。
その叫びを合図に、四足歩行巨人の背に担がれていた(樽)に潜んだベルトルトが、獣の巨人によってシガンシナ区へ投げつけられます。
超大型巨人を投げられ大ピンチ!と思われたハンジ班らですが、樽の中で飛行中のベルトルトが瀕死のライナーを見つけ、樽から飛び出し駆けつけたため命拾いします。
もはや瀕死のライナーでしたが、脳機能を移行したことによって生き長らえます。
その後ハンジ班に近づくベルトルトに、「話をしよう!」と交渉を持ち掛けるアルミンでしたが、覚悟を決めたベルトルトに迷いはなく交渉は決裂。
アルミンとベルトルトの交渉の隙に、別の隊の兵士らが「鎧の巨人」に止めを刺そうとしますが、仰向けに倒れているため うなじが狙えません。
アルミンとの対話も決裂したベルトルトは、大きく空中に舞い上がり巨人化!
巨人化による爆圧で、シガンシナ区の半径数百メートルは消し飛び、その爆風にハンジ班らも巻き込まれ、ハンジ、モブリットは生死不明の状態に…。
エレン巨人、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャの104期兵のみが残存した状態となってしまいます。
➃ 窮地に追い込まれる二つの戦局
シガンシナ区を破壊しながら内門へ向かう超大型巨人。
生き残った104期兵らは、超大型巨人の進攻を止めるべく力を合わせ立ち向かいますが、熱風による防御によって「雷槍」も返されてしまい、絶体絶命に-。
さらに超大型巨人のくるぶしに体当たりして足止めを試みたエレン巨人ですが、超大型巨人にふっ飛ばされ、壁の上で大の字となり意識不明の状態となります。
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一方でウォール・マリア側のリヴァイ兵長たちは、2~3m級のモブ巨人らを討伐し馬を死守していますが、獣の巨人が投石攻撃を開始。
前方に調査兵らが集まったところを狙い撃ちにし、エルヴィン、リヴァイ、マルロら新兵たち以外壊滅状態になってしまいます。
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もはや撤退するかと思われましたが、エルヴィンは犠牲を伴う最期の作戦を伝えます。
⑤ ウォール・マリア側:決死の突撃「囮作戦」を決行
その作戦とは、エルヴィン団長と新兵らが「獣の巨人」を引き付ける囮となり、その隙に最大戦力であるリヴァイが「獣の巨人」を打ち倒すという、犠牲を伴った作戦が決行されます!
エルヴィン団長が投石を脇腹に受け落馬し、マルロら新兵たちも一人を除き全滅してしまいますが、見事「囮」としての役割を果たします。
そんな調査兵団の特攻する姿に憤りを感じ、怒りを露わにするジーク戦士長。
と次の瞬間-
獣の巨人が異変に気づくと同時に 右肩にアンカーが刺さり、リヴァイ兵長が攻撃を仕掛けながら急下降!
獣の巨人をズタズタに切り裂き、ジーク戦士長を引きずり出すことに成功します。
しかしながら、生き残った兵士を延命し…と瀕死であろうエルヴィンを救えたらと思考している隙に「四足歩行巨人」に出し抜かれてしまい、さらに残り半数の巨人たちに囲まれ武器も残り少ないといった状況になってしまいます。
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⑥ シガンシナ区側:アルミンの陽動作戦
一方シガンシナ区側では、超大型巨人の痩せた姿から消耗戦の本質に改めて気付き、打開案を開始するアルミン。
鎧の巨人はミカサたちが引き付け、その間にエレンを起こし2人で超大型巨人を消耗させ倒すという作戦のようです。
ただしこの作戦でアルミンは自身が命を落とすかもしれないと覚悟を決めている不穏な様子…。
いったいどのような作戦なのでしょうか…?
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「鎧の巨人」の足止めに向かうミカサ、ジャン、コニー、サシャ。
奇行種のように通り過ぎてしまう鎧に、ミカサは「殺すしかない」と覚悟を決めます。
ジャンが鎧の注意を引き付け、コニーとサシャが鎧の巨人の両顎を爆破し口が開いた瞬間を狙い、ミカサが口の中からうなじを雷槍を狙う作戦を決行!
ですが鎧の巨人が破壊する建物の瓦礫などが当たり、ジャンやサシャが負傷
片方の口が開かない状態で打ちに行くミカサ
とそこへ「よくやった」とハンジが登場!(ハンジは生きていた…!)
見事口を開かせ、鎧からライナーが飛び出ていきます-!
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一方でアルミンは、エレンに命と夢を託し、自らが「囮」となり超大型巨人の熱蒸気に耐え続け、その間にエレンは硬質化し人間の姿で超大型巨人のうなじを狙う陽動作戦を決行します。
全身を熱傷し、黒焦げの状態で60mもの高さから落下したアルミン
作戦は見事成功し、エレンは超大型巨人のうなじからベルトルトを引きずり出しアルミンの元へ駆けつけます。
超大型巨人、鎧の巨人、それぞれをようやく引きずり出しましたが、アルミンの姿は・・・。
⑦ エルヴィンとアルミン-命の選択-
超大型巨人の熱風に耐え、黒焦げとなり横たわるアルミン。
そこへ「獣の巨人」の投石攻撃から生き残った新兵フロックが、瀕死のエルヴィン団長を抱えてやってきます。
エレンは、リヴァイの持つ「巨人化注射器」で、アルミンの延命を懇願します。
リヴァイは調査兵団 団長であるエルヴィンを延命させることを選択しますが、夢の中で父親と話すエルヴィンは、すでに地獄から解放されていることを知り、永眠させることを決断。
巨人化したアルミンはベルトルトを捕食し、超大型巨人を継承します。
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「ウォール・マリア最終奪還作戦」の終結~イェーガー家の地下室へ
「進撃の巨人」第21巻85話「地下室」より
人類と巨人の壮絶な戦いとなった「ウォール・マリア最終奪還作戦」は、エルヴィン団長をはじめ、兵士たちの多大な犠牲の末に、調査兵団の勝利で幕を閉じます。
そしてついに、エレンたちは悲願であるイェーガー家の「グリシャの地下室」へと辿り着くこととなります。
エルヴィンが最後まで求め続けた「世界の真実」とは一体どのようなものなのでしょうか?
グリシャが遺した地下室に隠されていた真実を手に入れ、海へと辿り着くエレンたち調査兵団。
彼らの今後の展開に注目です!
詳細はこちらの記事をご覧ください。
2020年12月6日より、ついにTVアニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズンが放送スタートとなりましたが、マーレ・エルディアなど、これまでの「進撃の巨人」とは別世界のような戦争描写に、困惑されている方も多いのではないでしょうか。 こちらの記事では、新章となる「マーレ編」の世界情勢や歴史、新たな登場人物から用語まで、詳しく解説していきます。
進撃の巨人を見てエレンの母親を死なせたときからダイナが殺した人が多くの人間を欲も殺した巨人の方が悪い巨人だ
顎の巨人ポルコ死んだ
ファルコ顎継承
戦鎚エレン巨人だと強い
獣、近距離弱い
ファルコの顎強い
嬉しいし過ぎているかなちゃんのこと書いてるんだけど出来るよね。
じゃあどうすることにはならないとラムネ美味しかったよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーjを、、、これみせに家からなら待てない人しかしていいのかもしれませんー!んと思ったらもういいか