進撃の巨人ネタバレ120話の表紙

「進撃の巨人」第30巻 ネタバレ120話
タイトル「刹那」

別冊少年マガジン9月号(2019年8月9日発売)のあらすじ感想と考察です。
未読の方はネタバレ回避してください。

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「進撃の巨人」ネタバレ120話「刹那」のあらすじ感想と考察

エレンの首が飛ぶ

前回までのあらすじ

シガンシナに現れた「獣の巨人」ジークが狙撃され、激化していく戦局

エレンはジークと接触しようと試みますが、鎧と顎の巨人に阻まれ格闘します

混戦の最中、ジークの元へ到着するコルトとファルコ
コルトの訴えも虚しく「叫び」は実行され、脊髄液を摂取したピクシスやナイルら含む、数百もの「無垢の巨人」がマーレ兵を攻撃します

一方、ジークの命令で「鎧の巨人」を攻撃していたファルコ巨人は、死期を悟り現れたポルコを捕食し「顎の巨人」を継承

硬質化を駆使し、鎧とのバトルから抜け出したエレンはジークの元へ疾走しますが
ガビの放つ対巨人ライフルによって首を撃ち抜かれ、あと一歩のところで頭部が空に舞い散ります-

ジーク
「エレン 必ず みんなを救ってあげよう」

”代わりに受取ってくれ”と、ジークが投げ渡したボールを受け取れず、拾い上げるエレンの描写

エレン
「落としちまった 病院暮らしで体が鈍っちまったかな」

ジークとエレンが接触した場面から、物語は始まりますー


 シガンシナの戦局

エレンの首が吹っ飛んだ瞬間のそれぞれの描写-

ジークの手駒としてマーレ兵を襲い喰らう巨人たち

建物内に避難し、互いを支えながら身を潜めているブラウス一家
その横で銃を構え周囲を警戒しているニコロ

煙を噴き出し、消失しようとしているファルコ巨人
その後方-
ジャンとコニーに攻撃を受けながらも、なおエレンに手を伸ばす鎧の巨人ライナー

壁上で「車力の巨人」と戦うミカサとアルミン

対巨人ライフルを発砲した衝撃で背後に転がるガビ

エレンの頭をナイスキャッチ
出典:諫山創/「進撃の巨人」第30巻120話

そして、吹っ飛んだエレンの頭部を見事にキャッチするジーク!

過去の記憶
出典:諫山創/「進撃の巨人」第30巻120話

ジークとエレンが接触したその瞬間-
記憶の断片が散らばり、エレンはすべての道が交わる「座標」へと導かれていきます

エレンの真意

道にやってきたエレン
▲ これが座標? 出典:諫山創/「進撃の巨人」第30巻120話

一本の大樹のようなもの(座標)の前に立つエレン

エレン
「…ここは…?」

ジーク
「すべての『道』が交わる座標…だと思う」
「おそらく始祖を継承した王家はここに来たんだろう 始祖の力を行使する際に」

背後には鎖に繋がれたジークの姿
エレンの問いかけに応えます

エレン
「…兄さん」

ジーク
「待ちくだびれたぞ…エレン お前が回復し目を覚ますまで 何年も ここに座っていたような気がする」

エレン
「何年も…経った…のか?」

ジーク
「…よくわからないが ここでのすべては一瞬の出来事だ」

「お前の首はガビに吹っ飛ばされたが…お前が完全に事切れる前に俺と接触を果たした …成功したんだよ…」

「俺達は…始祖の力を手に入れた…」

エレンの背後-近づいてくる少女の姿

エレン
「…!?誰かいる」

ジーク
「心配ない それは…」

始祖ユミル
▲ 始祖ユミル 出典:諫山創/「進撃の巨人」第30巻120話

「始祖ユミルだ」

エレン
「…始祖ユミルだと…なぜわかる?」

ジーク
「始祖ユミルさん以外にこんな所をブラブラ歩いてる人が他にいるか?」

「何より始祖は一度この土で俺の半身を修復し 俺を生き返らせた」

「始祖は…ここで巨人を作っているのだろう 俺達が巨人の力を欲する度に 果てしない時間を費やして…」

エレン
「ずっと…ここに…一人で…」

ジーク
「エレン…始祖ユミルに命じるんだ」
「俺達の夢を叶える時が来た」

エレン
「その鎖は?」

ジーク
「…よく気付いたな この鎖に…まぁ…心配してくれてありがとう」

「これは俺の自由を妨げるもの…」

「これは俺の自由を妨げるもの…つまり『不戦の契り』」

「やはり…ここで自由に動けるのはお前だけだ お前だけが始祖ユミルに命じることができる」

「俺とクサヴァーさんと…お前の夢だ 頼む…世界を…救ってくれ」

沈黙するエレン

ジーク
「…エレン?」

冷ややかな視線でジークを見下ろします

ジーク
「始祖に こう伝えるんだ!すべてのエルディア人を今後永久に子供を作れない体にしろと!『地鳴らし』で連合軍を潰すのはその後でいい!!」

エレン
「すべてのエルディア人を…安楽死させる」

ジーク
「…エレン」

エレン
「こんなふざけた計画オレは到底受け入れられない」
「悪いが兄さん オレはここに来るために あんたに話を合わせていただけだ」

ジーク
「あぁああ…」
両手で顔を覆い嘆くジーク

エレンは始祖ユミルの元へ向かっていきます

ジーク
「エルディア人がいる限り…この地獄は終わらないんだぞ…」

「お前がここでやらなければ…この先も この殺し合いは終わらない…俺達が繰り返してきたことがずっと続く…」

「なぜだ…エレン 答えてくれ」

エレン
「オレがこの世に生まれたからだ」

「始祖ユミル オレに力を貸してくれ」

エレンを素通りしていく始祖ユミル

ジーク
「やっぱりかよ エレン…」

「お前だけは…わかってくれると…信じたかった…」

「これもあの父親に洗脳されたせいなのか?」

始祖ユミルがジークの前に座り込みます

エレン
「これは…どういうことだ…」

ジーク
「お前が目を覚ますまでの長い時間で…俺は多くを学んだ 始祖は何でも作れる」

「こんな土塊の鎖でも」

「王家の血を引く俺が求めればな」

繋がれていた土の鎖を砕き、立ち上がるジーク
エレンが驚きの表情を浮かべます

ジーク
「俺は歴代の壁の王と違い 初代王の思想に染まらぬままここに到達した」

「そして気の遠くなる時間を始祖と共に過ごす中で…『不戦の契り』を無効化していくことに成功した」

エレン
「…!?」

ジーク
「絶大な力を持つ始祖ユミルだが…その正体は自分の意思を持たぬ奴隷だ 王家の血を引く者を自分の主人だと思い込み 服従し続ける」

「始祖の力は 俺が手にした」

エレン
「…バカな…」

ジーク
「お前は鍵に過ぎなかったんだよ エレン」

エレン「…」
いつの間にか鎖に繋がれるエレン

ジーク
「お前の本音を聞くまで待っていてよかった…やはり…あの父親に洗脳されてしまっている」

「お前は悪くない 俺達は最悪の父親に産み出されてしまった哀れな被害者だ…しかし 俺には助けてくれる別の父親がいた」

「お前にも誰か助けてくれる人が必要だったんだ 俺は決してお前を見捨てはしない 俺が…始祖の力でお前を治してやる」

エレン
「やめろ 無駄だ」

ジーク
「世界を救う時は お前と一緒だ」

互いの頭部を接触させるジーク
電流のようなものが走り、過去の記憶”エレンが生まれた幼少期”へとトリップしていきます

記憶の旅

赤ん坊のエレンを抱きかかえるグリシャ
その傍らにはカルラの姿があります

母親の側を離れ、グリシャの腕の中で泣き喚くエレン
カルラが抱きかかえると泣き止みます

幸せそうなグリシャとカルラ、エレン
▲背後から見つめるジークとエレン 出典:諫山創/「進撃の巨人」第30巻120話

エレン
「これは…父さんの記憶…」

ジーク
「いかにも幸せそうじゃないか…仲間や『以前』の家族を地獄に突き落として生きながらえているにしては」

エレン
「一体何がしたい」

ジーク
「お前がわかるまで見せてやる グリシャ・イェーガーがいかにして息子を洗脳し お前に民族主義を植えつけたのか」

「わかるまで何度も」

イェーガ家の扉を開くジーク

ジーク
「よかったなグリシャ…ここじゃ一回目の家族を一切忘れて幸せを享受するあんたを誰も咎めない 以前も息子がいたことを一切忘れてもな」

「行くぞ」

親子の幸せそうな風景に、表情を濁らせるエレン


 次の記憶へ-

よちよち歩くエレンを嬉しそうに受け止めるグリシャの描写

ジーク
「次だ」


王政の大臣、アウリールを診察しているグリシャ

ジーク
「見ろエレン これが奴の正体だ」

「医者の肩書きを利用して壁の権力者に擦り寄りだしたぞ 壁の王を追及し 始祖の巨人を奪うためだ」

「当然しくじれば妻も息子もタダじゃ済まない だがその危険を冒し続ける なぜだかわかるか?」

エレン
「このクソ親父はエルディア復権のためなら妻子をクソ溜めに捨てるようなクソ野郎だからだ 幻滅した オレは間違ってた 生まれるべきじゃなかった 洗脳が解けたよ」

ジーク
「時間は無限にある 焦らなくてもいい」


成長していくエレンと見守るグリシャの描写-
ジークとエレンは次々とグリシャの記憶を辿っていきます

(今月号のジークは、まるでシキシマ(実写版エレンの兄)のようですね( ´-`).。oO「白い部屋」の再現かな…)


そして大臣の寝室を調査し、重大な手がかりを掴むグリシャ
(その背後には鋭い視線を向けるケニーの姿)

レイス家の礼拝堂へと足を運びます

エレン
「ここは?まさか…こんなに早く突き止めていたなんて」

ジーク
「ここは何だ?」

エレン
「壁の王の根城だ」

礼拝堂内、グリシャが地下へと続く「隠し扉」を開きます

ジーク
「そんな筈は無い…グリシャが始祖を奪ったのは壁が破壊された日のはず まだ何年も先だ」

地下へと通ずる階段を見つめながら、葛藤するグリシャ
静かに地下への扉を閉じます

グリシャを見るジークとエレン
▲幼きエレンは、ジークとエレンが見えている? 出典:諫山創/「進撃の巨人」第30巻120話

自宅へ戻り、エレンを抱き抱えるグリシャ
その様子を見たジークは、予想外の行動に表情を曇らせます


 グリシャの地下室

ペンを握りしめたまま、うたた寝しているグリシャ
手記の横には、ダイナ・ジークと共に撮影した、家族写真が置かれています

ジーク
「なるほど…二人目の息子は愛されていたらしい 復権派の使命を中断するくらいに」

「俺とはまるで大違いだな さすがに『前回』の失敗を踏まえているようだ」

「だが実際お前は父親の都合通りに動いている 本来のお前ではなくなった それはいずれわかる」

グリシャ
「ジーク…ごめんな…」

グリシャの寝言に振り返るジーク

グリシャ
「…ジーク?」

ジークの存在に反応したかのように、グリシャが目覚めます
瞳を大きく見開き驚愕するジークとエレン

ジークを呼ぶグリシャ
▲ジークの気配を感じとるグリシャ 出典:諫山創/「進撃の巨人」第30巻120話

グリシャ
「…ジーク?そこに…いるのか?」

見えないはずのジークを前に、グリシャが立ち上がり問いかけます
視線を向けるも誰もいないことを再確認し、着席するグリシャ

グリシャ
「バカか…ジークがあんな髭面おじさんなわけないだろ?ただの…夢だ…」

ジーク
「…これは…?」

エレン
「次だ 次の記憶だ ジーク」

グリシャの地下室の扉を開くエレン


-『進撃の巨人』ネタバレ121話へ続く-

今月の作者コメント

巻末の作者コメント
「『テトリス』やってます。Tスピンが出せるようになりました。」

「進撃の巨人」担当編集・川窪氏の最新動画インタビュー

『ドラゴン桜チャンネル』担当編集者が語る!「進撃の巨人」衝撃秘話
(2019/08/11 公開内容)

担当編集バックこと川窪慎太郎氏の最新インタビューが公開されました。
「進撃の巨人」の最新刊から~最新話の制作秘話も満載です。

『進撃の巨人』の裏話ピックアップ
※西岡壱誠氏(@nishiokaissey)のツイートより引用

  • 119話のラストの衝撃展開は、もともと想定されていたものではなかった
  • 「諫山先生が自分に課した宿題のようなもの」
  • つまり、今後どう展開していくのか、原作者もわからない
  • 「演出の仕方」にはやはり物凄いこだわりがあるらしく、ネットの反応を後からチェックして「よしよし、このシーンちゃんとウケたな」と確認しているらしい
    (多分10巻のライナーの独白も、119話のラストも多分めちゃくちゃ練って作っている)
  • 「コボチャン」とか「カツオ」とかの擬音は、諫山先生の独断であり、編集者様もネットを見て「あ、ホントだ」ってなっているらしい
  • 作品のラストに関しては毎回打ち合わせでお話ししていて、綿密に作っているそうなので、
    多分12話の人影もアニメ2話のエレンの後ろの人物もクルーガーの「後で誰かが見てるかもしれん」も全部想定して作られた伏線